塾長志水の
ウォーキングウォッチ

2011.12.06更新

ノーブレーキランは空中膝曲げがポイント

image1 膝の曲げ方を前回に引き続き説明します。

< ランニングでの膝の曲げ方で
脛を動かす曲げ方は、接地寸前と後方へ押し出した後に使われる。>
と説明しましたが、<接地寸前>とは上のランニング図形、Cの前方の脚、
矢印黄色が示した足のタイミングです。

同じく図形、Cの後方の脚では<後方へ押し出した後に使われる。>という、足が跳ね上がる感じの膝曲げ方です。
更に詳しく説明します。
後方の脚では、
図形Bの時点でしっかり伸ばされた膝寄りのハムストリングス(腿裏筋群)が縮むのを待ってたように足が地面から離れた途端(B→C)勝手に縮むのです。
まるで伸びた強力なゴムがパチンと縮むようにです。
その間、股関節は青色の矢印の方向へ伸ばして(右の絵)腿の骨が前へ動かないように一瞬止めてタメをつくるのです。
これが正しい脛を動かす膝の曲げ方になるのです。
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image3 図形、Cの前方の脚では接地寸前で脛を動かす膝の曲げ方をしますと、つまり走っている競走馬の前足のように膝を曲げることができると、足が地面に接地したときには、すでに脛の下の端にあたる くるぶし を体の重心より後方に置くことができます。

これができますと、接地と同時に重心を前に移動することができます。
たとえば、モトクロスバイクがジャンプして後輪を着地と同時に空回りしないように駆動させるようなことです。
 前の足が接地するときにはクッション機能も必要となります。
その機能が右の大腿骨を動かす膝の曲げ方です。
図形のCの前膝、赤い矢印の曲げ方です。
下へ向いている矢印がそうです。
これには少し腓腹筋(ふくらはぎ)の下矢印方向への筋収縮が必要です。
これは達人級の動作です。
このように膝の曲げ方にはとても複雑な動かし方が必要なのです。
しかも無意識でできなければなりません。

大変ですねぇ。

体玄塾では達トレで無意識まで可能にしています。
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投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2011.12.01更新

膝には曲げ方があるのです

右の一番目の絵は腿(モモ)の骨を動かさないで脛(スネ)を動かして膝を曲げる方法です。
前々回のウォーキングウォッチ記事で紹介した曲げ方でもあります。
歩きや走りで、一番目の絵のような脛を動かす曲げ方は、接地寸前と後方へ押し出した後に使われます。
あの記事はふくらはぎを使わないでハムストリングス(腿裏の筋群)で曲げましょうということでしたよね。

二番目の絵は脛(スネ)の骨を動かさないで腿(モモ)の骨を動かして膝を曲げる方法です。
これもなかなか出来ないのです。
歩きや走りの足が接地するときは、この膝の曲げ方で接地するのが理想です。詳しくはこちら

柔道や相撲で投げらたり吊り上げられたりしないように
防御する際の腰を低くするための膝の曲げ方の一部でもあります。

膝はつま先より出ても構わない

三番目の絵は上の二つの曲げ方を合わせた曲げ方です。
この曲げ方が日常生活やスポーツ、ダンス系でよく使われます。

階段を降りるときやしゃがむときです。
スクワットでよく言われる「膝をつま先より出さないで」は日常では通用しません。つま先より膝は出ることの方が断然多いのです。
×印の絵のように膝をバキッと折るように曲げると大腿骨が前方矢印の方
向に滑り落ちるようになり、骨盤が引きずられ後方に倒れ骨盤が後傾してします。こうなりますと膝痛や腰痛の危険性が出てきますので、安全策を取って膝をつま先より出さないという校則のようなばかげたことを言うようになったのです。
コロンと転がすような関節の曲げ方が膝には必要なのです。
股関節にも。

体玄塾では膝の曲げ方ひとつとってもこだわってドリルしています。
体玄塾の達トレをしますと誰でもこのコロンができるようになります。
つまり良い歩き、良い走りが出来るようになるのです。
ちなみに”バキィ”とか”コロン”という音はしませんので。
あくまでもそんな感覚です。
ただしこの感覚は関連するたくさんの関節のコントロールが出来て可能な”コロン”なのです。
この事はこの先このウォーキングウォッチ記事で紹介していきます。





 

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投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2011.11.24更新

休日は

ここはどこの林でしょうか?
日光?
伊豆高原?


いいえ
東京都です。
と言っても、桧原村ではありません。

東京都のど真ん中、千代田区です。
皇居内にある二の丸庭園の一角です。
皇居の中にある入場料無料の公園にある林です。


次の写真は皇居東御苑の風景です。
江戸城址の公園です。
→詳しくはこちら
外人さんが多く来ていました。
アルコール類は持ち込めません。
サッカーもできませんよ。
皇居ですから。


この皇居周りは一周約5kmあり、信号機もないのでランニングに適した場所として自然にランニングコースになってしまいました。

この日もたくさんの市民ランナーが走っていました。
走り方を見ていると、どれもこれもとんでもない走りでした。(服装だけは立派でした)
どうしてこんな走り方をしているの?
こう教えている人がいるのでは・・?
星一徹ならちゃぶ台をひっくり返しているところです。

だから日本の長距離界は最近進歩していないのじゃないの?
指導者が悪い!
 

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投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2011.11.21更新

 

脚の形で走り方が分かる
 

左の写真は 日経新聞9月24日の新聞記事です。

この記事ではトップ選手18人の体力測定や筋断面積測定などをして、筋断面積と走りの経済性との関連性を調べた結果、ふくらはぎが太い人ほど経済性が悪いと結論付けしていました。
また、「悪い走り方をしていたから太くなったのでは」と書いてありました。

その通りです。

体玄塾では脚の形を見れば走り方は連想出来ますし、どうすればいいかもすぐ分かります。
ただし、根が深い癖ですので改善点が多数あり、結構大変です。

腓腹筋ことふくらはぎが太くなるメカニズムも書いてありましたが、ここは少し違うんですね~。

「腓腹筋は膝を曲げると働きが弱まる。」と書いてありましたが、ふくらはぎが太い人は膝を曲げるためにも腓腹筋をよく使うのですよー。

知っていましたか?

上の写真のように膝は曲がっていても、ふくらはぎが太い人はふくらはぎを使い膝を曲げ足首で地面を引っかくようにして走っているのです。
ですから小さいふくらはぎの人と比べてかかとが上がっているのです。下の絵も参考にしてください。 

レッグカールマシーンには気を付けよう

フィットネスクラブなどのトレーニングマシーンで腿裏の筋肉を鍛えるマシーンがレッグカールマシーンです。
スポーツパフォーマンスを良くしたい人や美脚になりたい人が、うつ伏せになって腿裏の筋肉群ハムストリングスをよく鍛えていますが、願いはかないません。
それどころか逆効果になります。

なぜなら、
左の絵をみてください。ふくらはぎを使って膝を曲げているのです。またこの絵にはないですがハムストリングスの膝側をよく使っても膝を曲げてしまうのです。
正しくは、青の矢印の方向に股関節を伸ばすように股関節寄りのハムストリングスを使うのです。

それが出来ないのです。

なぜなら、
スポーツパフォーマンスが悪い人や脚の形が悪い人は正しく膝を曲げれない癖があるからです。
だから出来ないのです。
やらない方がまだましです。
体玄塾の達トレではそうした癖直しを主にしています。
                ↓
http://www.taigenjuku.com/blog/2011/11/post_91.html

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2011.11.08更新

マニアックな体玄塾スタッフブログ

一番目は体玄塾研修生、三宅君の”FIRST STEP”
ボクシング、ランニング、ダイエットのことを一生懸命書いています。

出版社からボクシング新理論の本を書いてくれ、と依頼があるぐらい一生懸命書いているブログです。
出版されたら紹介しますので期待してください。

次もボクシング、ダイエット、身体操作について、頻繁に写真入りで解説しています。
かわいい猫も頻繁に登場しますよ。

スーパーフェザー級世界チャンピオン内山高志選手のトレーナー
石原君のブログです。








外反母趾の方必見

三つ目は外反母趾、スキー、身体操作について写真入りで丁寧に解説しているブログです。

カテゴリー別ブログランキング

外反母趾の部でダントツの1位にランキングされています。

Yahoo知恵袋でも度々ベストアンサーになっている八巻君のブログです。

このように体玄塾のスタッフは結構能力があります。 

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投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2011.11.03更新

スタッフの布瀬川君が、服を買う時よく聞かれることがあるそうです。
店員さんが体を見て、「何をされているのですか」。
布瀬川君は答えるのがとてもむずかしく困るそうです。
塾長の私も同感です。
筋トレが趣味でもなく、スポーツをしている訳でもなく、仕事で動作のデモンストレーションをしているだけなのに。
またどんな仕事かと説明するのも、新ジャンルの仕事なのでなかなか理解してもらえなく困るのです。
整体師でもなく、トレーナーでもない。
動作を良くすることを目的として、他人の身体をいじり、動作のチューニングアップをし、自らチューニングアップが出来るように方法と考え方を教育する仕事なのです。
これでもピーンとこないでしょうね。
とにかく世の中に無い事をはじめてするのはややこしいのです。

トレーナーがやっているのは、ストレッチと筋トレですが、我々がやっているのを一言表す言葉がなかったのです。

やっと見つけました。

達人トレーニングを略して”達トレ”です。
CMMエクササイズは達トレと言った方が分かりやすいでしょうから。

日本最年長ボクサー嶋田雄大さんのブログがヒントになりました。

布瀬川君が担当しているアルゼンチンタンゴの世界チャンピオン(世界初の日本人カップル)もアルゼンチンタンゴの更なる上達を求めて体玄塾へ来てくださっています。

ワタナベジムのボクシングスーパーフェザー級世界チャンピオン内山選手の動作チューニングアップを担当しているのも、体玄塾スタッフ石原雄太君です。




達トレは脳トレ

言葉を略するのが好きな日本人ですので、嶋田さんがいつも言っている達人トレーニングを略して”達トレ”と言った方がいいと思いました。

この達トレを使えば、長年コーチから指摘され続けた出来ない動作が、すぐ解決できます。

例えば、胃のあたりが出っ張ると10年も言われ続けたバレエを習っている人がたったの一回で解決や、どこに行っても解決しなかった腰痛や膝痛もスッキリ解決など、出来ない事を出来るようにする事をたくさんやってきましたが、何をするのですかと聞かれて答えても解りづらいのがネックです。

この達トレのやり方、説明は非常にわかりやすいのですが、動作が出来てはじめて本当に解るのです。
つまり脳が納得ガッテンしてはじめて本当に解ることができるのです。やっかいですよ。
脳がガッテンしたときは、「ア~」イングリッシュでは「ア!ハーン」という言葉が飛び出すのです。
この現象を専門的にはセレンディプティーと呼ぶそうです。



投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2011.10.27更新

美脚筋と名づけた前脛骨筋

 ポッコリお腹の記事でも書きましたが、カクンと突っ張った過伸展した膝の姿勢や歩き方が体型を崩します。

このカックン膝というか突っ張り膝が猫背、反り腰、ポッコリお腹などの背骨や骨盤のトラブルばかりか、X脚、O脚、反張膝、外反母趾、そしてチキンレッグの大きな原因なのです。
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image2  カックンとなった膝(過伸展した膝関節)を注目しがちですが、体玄塾では”すねの骨を後ろへ倒している”と表現しています。
この脛骨後傾の姿勢や動作が非常に多いのです。
専門家も膝ばかり着目して、ここには気づかないのです。

すねが後ろへ倒れている現象の裏には左画像の赤矢印で示した足の骨格の崩れが隠れているのです。
 これが真の美脚筋
正式名称は前脛骨筋(ぜんけいこつきん)と言います。右画像の赤色で示したところが前脛骨筋です。
スネの骨を前に引き倒す倒れるではありませんよ)ことと、土踏まずを引き上げ足裏のアーチづくりを手伝う筋肉です。
この動作には足の関節に係る筋群の協力が不可欠です。
ところがこの協力関係が悪く、脚全体のチームワークがとれないのです。
そうしてお尻から足指先までの形が崩れてしまうのです。
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 左画像の足、赤丸枠のところを注意して見て下さい。足首の一本のすじとリラックスした足指の形になればGOODです。
しかし、ここに至るまでは幾つかの繊細なドリルを必要とします。
それこそリハビリそのものです。
末端運動で脳が活性化しますよ。

このアーチが出来るようになってはじめて、骨盤前傾とか重心移動とか二軸とかの改善作業に入れるから足アーチにこだわっているのです。

美脚とかヒップアップとか美腹とかは、良い身のこなしが出来てそれを継続した ”おまけ” や ”ほうび” なのです。筋トレではできませんよ。

当塾ではタオルギャザーも足グーチョキパーもややこしくなるのでやらないで下さいと伝えています。


 

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2011.10.18更新

肩甲骨は寄せないで首を長くする感覚

動作の改善では”勘違いの姿勢 骨盤前傾”でも紹介しましたが、肩甲骨は寄せないでください。
肩を下げ首を長くする感覚の方が良い動作になります。

それから大事なのが筋収縮の方向です。
肩を下げる感覚よりも右の絵のように実は肩を下げる筋群で背骨を引き上げる感覚にしてほしいです。
そうしますと椎骨がきちんと積み上がった正しい背骨になります。
重力に負けない正しい体幹の作り方参照

仙骨部にこだわれ
背筋群、特に広背筋は仙骨まで覆っていますので、これを正しく使えれば仙骨のうなづきとも言われる仙骨の前傾ができやすくなります。
右の写真のポーズはは仙骨のうなづきにこだわったV字バランスです。

仙骨のうなづきからなった正しい背骨のわんきょくが出来ないなら、V字バランスはするべきではありません。

”続 勘違いの姿勢 骨盤前傾”などこれまでも何度か紹介しました、腸腰筋の筋収縮の方向が大事です。

コア・スペシャルバランス
右の写真のポーズをラテラルV字バランスと呼んでいます。

これが究極の股関節、仙骨、わんきょく、筋肉の役目など色々こだわった体幹トレーニングです。
様々なスポーツにとても役立つポーズです。
このポーズの作り方のDVDがあります。
トップページで紹介しています。

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投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2011.10.10更新

スポーツは夫婦の絆を強くする

夫婦のリレイションシップをはかるためハワイ島に行っていましたので、ブログの間隔が少し空いてしまいました。<(_ _)>

IRONMAN HELPS KEEP FAMILY RELATIONSHIP STRONG
トライアスロンは夫婦の絆を強くするという地元新聞の記事です。

10月のハワイ島は一年で最もにぎ合います。
世界最高峰のトライアスロンレースがあるからです。
夫婦でこのレースに出ている人が多いそうです。

うちの奥さんはほぼ金づちですので私達はむりですが。

最近の体玄塾では夫婦で趣味のスポーツのためにパーソナルトレーニングを受けにこられる方達が増えています。
夫婦の趣味が一緒ということはとてもよいことです。

いつも休日は旦那さんだけがゴルフというようなことはバラバラになってしまうもとです。
ハワイ島ではゴルフビューのところに泊まっていましたので、夫婦で楽しくゴルフをしている光景を毎日見ていました。

私達は旅行とコーヒーとお酒が趣味ですので
この光景をみながら朝はコナコーヒーで、サンセットはジントニックで夫婦の絆を強くしてきました。 

体玄塾ではカップルを60分7000円(税抜き)で指導しています。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水

2011.09.21更新

 

膝をつっぱた立ち方・歩き方を続ければポッコリお腹になる。

前回に引き続き膝突っ張りの話ですが、今回はそれが回りまわってポッコリお腹になるという話です。

黒線で描いた骨格を見てください。
膝をカックンと後ろへ入れた立ち方をしていますが、これは脛(すね)を後ろへ倒すからそうなるのです。

腿の骨は前へ、骨盤は後ろへ倒さなければバランスがとれなくなり、更に腰を反った形にしないと猫背になってしまいます。
この腰反りの姿勢が”勘違いの骨盤前傾”で紹介した近頃の流行なのです。マネキンまでこんな格好しています。

首はカックン、
肋骨は下がり、
肋骨の下の端と骨盤までの間隔が狭くなり、
お腹はポッコリゆるんでくるという訳です。

腰を反った姿勢が良い姿勢と思っていませんか?
下っ腹の引き締めエクササイズやお尻締めエクササイズに励んでいませんか?
これらをしますとポッコリお腹になりますよー。
赤線で描いた姿勢を目指してください。

ポッコリお腹改善は正しい姿勢の”おまけ”なのです
先ずは脛を前に戻すことです。
そして緑の矢印の方向に動かしていけばよいのですが、簡単ではありません。社交ダンスの先生でも、バレエの先生でもどうでしょうか?
体玄塾では緑の矢印のように動かせるようにするドリルを幾つも積み上げてできるように日々やっていますので大変さを知っているのです。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水


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