2010.06.20更新
この瞬間、日本中の歓声をため息に変えたスナイデルの強烈なミドルシュート(左の写真)。それに引き換え終了間際の絶好得の点機をフイにした岡崎のゴールポストを越えたシュート(右の写真)。
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サンデーモーニング司会の関口宏さんが、「日本人のシュートはいつもゴールポストの上を飛んでゆく」
と、正直なコメントをしていました。
どうしてゴールポストの中へキックできないのか?それはキックする脚だけをどうこうするのではなく、地面に着いている方の軸脚が重要なのです。スナイデルの左軸脚を注目して下さい。左脚の上に骨盤がしっかり乗っています。ですから右脚のコントロールがしやすく、狙って蹴れるのです。日本人の場合、この場面で骨盤が左へ流れ、更に落ちながらキックをする選手が多いはずです。
スナイデルは地面を左脚で押していますが、日本人はきっと右脚を上げるような動作をしているはずです。ですから、上を飛んでゆくのです。
この違いがため息か歓声の差なのです。
しっかりした軸脚にするには、骨盤から膝関節の下までつながる長い筋肉ハムストリングス(腿の裏側の筋肉)が重要なのですが、鍛えるだけでは逆効果なのです。日本代表チームも立派なトレーナーがついて鍛えているはずですよ。なぜ変わらないのか?筋肉の複雑な関係がわかっていないのです。全身が係っていますから・・・。サッカーを観戦すると、いつもゴールポストの上を飛んでゆくボールしか蹴れない日本チームをみて腹が立つのです。
関口宏さんの言う通りです。
その余韻もありまして、今日の朝一のお客さん、将来有望な小学4年の空手選手の、蹴りと突き指導に気合が入りました。
お蔭様で良い軸脚ができました。
投稿者: 体玄塾 塾長 志水
2010.06.15更新
「他人の利益を図らずして自らの繁栄はない」
ファスナーで世界シェアー70パーセント以上を持つYKKの創始者吉田忠雄氏の成功の秘訣です。
これは吉田氏が尋常小学校で教わった言葉ですが、この言葉の主は、カーネギーホールを造ったアメリカの鉄鋼王、アンドリューカーネギーです。彼はナポレオンヒルに書かせた有名な「成功の哲学」という本も出しました。
最近はたくさんの成功本が出版されていますが、原型はこの本だと私は思います。目的を明確にし、達成方法を考え、期限をもうけ、成功するまで徹底的に実行する。これを、「関心、こだわり、願望、執着心」と言った人もいます。ドトールコーヒー創始者の鳥羽博道氏です。
「成功の秘訣は、やる気と、問題の本質を知る事と、あきらめない事。」
これは日産のCEOカルロス・ゴーン氏が言った言葉です。
成功するためのスタートは「目的や関心、やる気」つまり、モチベーションなのです。
身体のことでのモチベーションが一番高いのは、死につながる事文字通り死ぬ気でやるようなこと。
崖っぷちのスポーツ選手、負けたら引退。
次に高いのは、異性への関心。ただし男性のみ。
女性はおとこより食い気のほうに関心があるみたいです。
一番低いモチベーションが、ダイエット。
やせたいという気持ちはあるのですが、やる気も少し下がって「やせたらいいなー」ぐらいですね。特に女性は食い気の方が痩せたいというモチベーションより勝っているようです。
それから問題の本質も理解してないから、何故太る、太る習慣やメカニズムも知らず、何キロやせたいと重さは決められるのですが、それがカロリーとしてどれぐらいハードルが高いのか知らないのです。(体脂肪1Kg≒7700Kcal)
ボクサーなら、いつまでに体重を何キロ、絶対に落とさなければならない。そういう非常に高いモチベーションがあるから、方法はめちゃくちゃでも成功するのです。
ダイエットのモチベーションを高めるには、食い気に負けないことをしなければ!
婚活です。
高収入で将来性のある安定した職業に就いている優しいハンサムな?男性と結婚するぞぉ!!と目的を決め、直ちに行動する。先ずはじめに結婚してからのセレブな生活を想像して記録し脳裏に焼き付ける。条件に合う男性を探す。何かサークルに入るのもいいですが結婚相談所もいいですよ。マリッジルームとか婚活塾とか。
上記のようなステキな男性と結婚した友人の女性が経営する文京マリッジルームtp://smarriage.sakura.ne.jp/がおすすめです。
問題の本質の体づくりは体玄塾が請け負います。あとはあきらめない事。
投稿者: 体玄塾 塾長 志水
2010.06.12更新
のぞきこむ仕事+ノート型パソコン又は携帯電話×時間+不快な心=猫背(ぽっこりお腹+二重あご)
歯医者さんが株取引をしていて、株の値動きが気になり、休み時間や休日は携帯電話やパソコンで株価をずーとみていて、最近自分の買った株がドンドン落ちて行く。こうゆう光景を思い浮かべて下さい。
他人の口の中をのぞき込む仕事の歯医者さんが、休み時間も真剣にパソコン画面をのぞき込み、損害をだして肩を落とし、猫背になって行くという訳です。
また、こうゆう職業の人も猫背になり易いですよ。
趣味はゲーム、立ってお腹を調理台に寄り掛け、ぎょうざの具を皮で包むような作業を「毎日毎日、つまんないなぁ」と思いながらいやいや仕事をしている人。
心が折れると背中も折れる(丸まる)。心の姿勢、生きる姿勢をよくすることが大事ですね。トレーニングや矯正だけでは姿勢は改善できないようですね。しかし、健全なる精神は健全なる肉体に宿るとも言いますので、姿勢が良くなければ心の姿勢も良くならないのです。ですから両方とも同時に良くしなければならないのです。
剣道日本一を決める大会が、毎年11月3日文化の日に日本武道館であります。その試合の決勝戦で敗れた選手が、無心で出来なかった自分が弱かったと反省して、その後1年間道場を雑巾がけする修行をして、翌年の同じ大会でみごと優勝しました。
雑巾がけは心も体も鍛える最強のトレーニングだったのです。頭を持ち上げて作業するのですから、もちろん猫背には良く効きます。
先日のブログ記事に誤りがありました。
天草の実家の廊下は20メートルはなく25メートルの誤りでした。
2往復で100メートルになります。祖父は良い道場を残してくれたことになります。
投稿者: 体玄塾 塾長 志水
2010.06.08更新

この写真は体玄塾スタッフですが、一般的腹筋運動では鍛えていません。
カイロプラクターという仕事が自然に腹筋運動になっています。ですから年中この体です。服は着ていますが!
他人の身体能力を良くするには、自分の身体能力が良くなければ出来ないからこうなったのです。
体玄塾オリジナルDVDのドリル1では「美しく健康になるためには何が大事か、一番大事なのは腹部の締め方、しかも生活している間、起きている間、ずーと締められる腹部の締め方です・・・・」これを実践しているだけです。
バレエのお腹の締め方でこういう表現がありました。「お腹は押し込めるのではなく、皮を持ち上げるように」。バレエ独特の表現ですが、通訳しますと、「皮つまりお腹の表面を伸ばすようにする。、そのためには骨盤と前側肋骨の一番下の骨を引き離すようにする。そのためには手を組んで背伸びをする。そしてその時のお腹が伸びる感覚を覚える。覚えたら手を下しそのお腹の感覚のまま、背骨の自然なカーブにする。」背骨の自然なカーブはもっともっと長い通訳になりますから省略します。
筋肉は引き伸ばすと縮もうとしますので、それを利用するのです。ですから一般的腹筋運動(背中腰を丸める系すべて)では、仕事、スポーツ、バレエなどのダンス系、お稽古ごとなどではまったく通用しません。
お腹の締め方は一番大事ですが、一番困難です。
PS このスタッフは40代男性です。
体玄塾オリジナルDVDの動画サンプルができました。
duopromotion.com/cmm02.wmv
投稿者: 体玄塾 塾長 志水
2010.06.07更新
写真 中央 母 右 姉 奥 姪
姉から連絡がありました。「あん(あの)雑巾がけはきつかねえ、よか運動になるたい」雑巾がけのモニターを頼んだ訳ではないですが、自らやったようです。
天草の実家には、檜板の廊下が約20メートルあります。それはきついはずです。
子供のころはよくやったのですが忘れていました。
55歳の中年女性がどれぐらいアンチエイジングできるか続けて欲しいです。
体玄塾では、アスリート向け腹筋背筋ドリルとして、前回のブログで紹介しました背骨のライン、それを崩さないように競技エアロビクス代表選手並みの正確さ、そして全速力で腕立て伏せをやってもらいます。
廊下20メートルはその腕立て伏せ20回分プラス片足ジャンプ10回分に相当します。
2往復掛かりますので、4セットやったのと匹敵することになります。
今日は朝早くからスクワットの動画を色々見ていましたが、んー?やり続けたら腰痛になりそうなスクワットばかり、それを、これが正しいと自信を持って言ってやっていました。デモンストレーターはみなさんO脚気味でした。
原因は毎日毎日背骨のラインを崩してスクワットをしているからだと思います。
美脚になりたかったら、正しい雑巾がけの方をおすすめします。
投稿者: 体玄塾 塾長 志水
2010.06.06更新
「バレエでは骨盤を真っすぐ立てるのよ」と私に力説してきた知り合いの女性。その人は元モデル(ファッションモデル)でスレンダーの70代、その人が膝と腿が痛いと言ってきたので、「骨盤をもう少し前へ傾けた姿勢にしたら良くなると思いますよ」とアドバイスをしたら、力説してきました。
骨盤が少し後傾(後ろへ傾く)していましたので、少し前傾するようにとアドバイスした訳です。
真っすぐみえる正しい姿勢は背骨がS字に少しカーブし、骨盤は前傾するのですが、骨盤も背骨も本当に真っすぐ素直に伸ばしてしまわれたのです。
でもこの間違いは姿勢を指導する職業の人にも多いのです。ですから一般人は間違いだらけ、いや勘違いだらけです。勘違い、つまり感覚のズレ、これはなかなか気づいてもらえません。
バレエを何十年も習っていてこうですから、きっと教えているバレエの先生も感覚がズレているのでしょう。
投稿者: 体玄塾 塾長 志水
2010.05.31更新

このドリルは、たくさんのドリルをクリアできた方のみにさせるシングルスクワット(シングルデッドリフト)、一見普通の片脚スクワットにみえますが、中身はとても細かく、しかも完璧を要求しますのでかなり難易度が高く、あの国民的アイドル浅田真央選手でも、おそらくすぐには出来ないドリルです。これはジャンプ前の基本動作と同じものです。
私はフィギュアスケートのトップクラスをみていましたから、選手にとってむずかしくてできないだろうなーということが良くわかります。この完璧なシングルスクワットが基本となって、フリップ、ルッツというジャンプができて行くのです。これはフィギュアスケートだけではなく、すべてのスポーツに於ける動作の「素」なのです。所作の「素」でもあります。ですから体玄塾へは、動作改善にフィギュアを始めとしてボクシング、陸上、野球、サッカー、ゴルフ、空手、、テニス、水泳、バレエ、日本舞踊、茶道、などのスポーツや稽古ごとをしている方が、出来ないことを出来るようにするためにいらっしゃっています。
写真の方はもう何年も指導を受けている方で、皇居マラソンも、必死に皇居まわりをランニングされた方々を尻目にさらっと優勝してきます。
内転筋とか、腹筋とか、肩甲骨とか、骨盤とか、意識しなくても勝手に正しく良くうごくのです。しかし、これはかなり難易度が高いと言いましたように、我流では似たようなことは出来てもほんものは絶対できません。
言ってもいいかなー?この記事をトレーナーの方が読んだら怒るかもしれませんが、実は有名トレーナーでもできないと思います。言ってしまいました。ごめんなさい。
ここまでだと自慢で終わってしまいます。
このドリルに近い、しかも我流でもできそうなドリル(方法)があります。あの雑巾がけです。
この方は70代ですがキレイな、首から背骨・骨盤のラインが出来ています。このような背中のラインにして、それを崩さないように注意して雑巾がけをしてください。虎が雑巾がけをしている格好を想像してやって下さい。
ひとつ大事なことを忘れていました。力を発揮する雑巾がけには約5メートルの距離が必要でした。都会では富裕層の方しかその距離は確保できないかも。
狭い部屋で生活している方は、膝にパット付のサポーターをして、四つんばいになって両手左右に雑巾を持ち、虎のまねをして床を拭いてみて下さい。パワーは欠けますが、人工的コアトレーニングや、??リズム、??キャンプ、トレ?メソッドなど経験があるかもしれないこのようなエクササイズより、安くて、安全で効果的、しかも衛生的でエコまでつきますよ。絶対お勧めです。
動作の「素」がぎっしり詰まった体玄塾オリジナルエクササイズDVD、http://www.taigenjuku.com/extra/003/もお勧めです。
投稿者: 体玄塾 塾長 志水
2010.05.30更新
サザエさんという日曜日夕方のテレビ番組は、今でもたまに見ています。私が子供の頃、毎週見ていた番組ですが、登場人物はまったく年を取っていないから不思議な感じです。そのサザエさんというかカツオの時代は、悪いことをするとバケツを持って立たされるとか、正座をさせられるとか、雑巾がけをさせられるとかの罰を良く受けたものです。
きをつけ、正座、雑巾がけは姿勢を良くする教育の一環だったのだ!と最近になってわかりました。
雑巾がけはお寺や道場での弟子の教育の一環として、また学校教育の一環として行なわれてきました。ところが、棒がついた雑巾モップが登場したり、床の素材が板ではなくなったりして、雑巾がけができなくなってきているようです。
実は雑巾がけこそ最高の、下半身と体幹のトレーニングなのです。しかも心の鍛錬がプラスされますので、トレーニングではなく、修行になるわけです。
雑巾がけは重心移動の最強メソッド

昔は剣道や弓道など道と名のつくものはすべて雑巾がけが基礎となって微妙な動きを伴ったパワフルでしっかりした動作が出来ていたのです。
映画ベストキッドのように雑巾がけで重心移動がいつの間にか上手になっていたのです。
足首、股関節、腹筋背筋、肩甲骨まわりの自然な使い方、ウエイトトレーニングでは到底できない複雑な動作を自動的にできるのです。
しかも費用はほとんどかからず、床もきれいになり、家族からも褒められ、一石四鳥です。
投稿者: 体玄塾 塾長 志水
2010.05.27更新
連日新聞のトップ記事に外国企業と日本企業の提携とか合弁という文字が出てきていますが、確実にグローバル化の波が押し寄せて来ています。
これは日本人が海外生活をする機会が多くなってくる、また海外の人が日本へたくさん訪れるようになるということです。
私は30年前、サンフランシスコに1年間住んでいたことがありますが、常に日本人の代表のようにしていないといけないような気がしていました。いろいろと日本のことを聞かれましたし、特に少林寺拳法を指導していましたので、関心をもたれていました。それで、日本人らしさとはどういうところだろうと思っていました。
着物、武道、和食、いろいろと質問されたのですが、立ち振る舞い、所作をみせると、皆んな一目をおくようになりました。
凛とした姿勢でそつなく振舞うその姿に、日本の伝統とその伝統に裏打ちされた匠の技、そこから生まれたテクノロジー、そうゆうことを連想したのかどうか?
その当時アメリカ人は日本を「トヨタ・てんぷら・テクノロジー」で知っていました。
姿勢というのは、トレーニングでよくなるものではないのです。姿勢を習ったうえで、良い姿勢で振舞おうとする心が伴わなければできないのです。つまり修行が必要ということです。
ヨーロッパにも騎士道の精神があります。特にフランスでは剣道、柔道、空手などが盛んで、ルールまでリードしてしまうほどです。姿勢では負けないように日本人の所作を身に着けましょう。
投稿者: 体玄塾 塾長 志水
2010.05.25更新
私は稽古屋というところへ月に数回行っています。
そこは歌舞伎が大好きな主人がやっている上品な焼き鳥屋さんです。
歌舞伎には稽古がつき物ということで、店の名前にしたそうです。
「稽古」・・・古(いにしえ)を稽(かんがえる)
物事を突き詰めて考え合わす。本来は昔のことを考え調べる意。武術・芸術など諸芸を習う意味でよく使われている言葉です。
訓練やトレーニングと比べて、師という指導者の存在と、脈々と受け継がれた技術や精神を守り受け継ぐというようなニュアンスが稽古にはあります。
類語で「修行」という言葉がありますが、わたしは常々「身体機能を良くするにはトレーニングではなく修行ですよ」と皆さんに言っています。身体機能をよくする、つまり悪い動作の癖を直すには、常日頃から良い動作にする癖の稽古をして、無意識にできるまでやらなければならないのです。ですから、骨盤エクササイズ・コアトレーニング・インナーマッスルトレーニング・・・・・では身体機能改善はむずかしいのです。
道元の言葉に「覚知にまじわるは正則にあらず」というのがあります。
意識しているうちは本物ではないという意味です。
あるトレーニングジムで2年間トレーニングされた茶道歴30年の方が、姿勢改善で体玄塾へ入塾されましたが、茶道が最近下手になってきた、と言っていました。原因はトレーニングで身体機能が低下したのです。え~っ
投稿者: 体玄塾 塾長 志水