姿勢を良くしようとして胸を張る体使いが、腰を反って反り腰出っ尻ポッコリお腹姿勢をつくる。
巻き肩を改善しようと肩甲骨を寄せて胸を張ることも、反り腰出っ尻ポッコリお腹姿勢をつくる。
胸を張るカラダの使いとは、背骨の一番下の仙骨から背中首まで、蔦(つた)が生えているようについている脊柱起立筋が、絵の赤い矢印のように収縮してせぼねを折り曲げて胸を上方向へ傾け「むねを張る」になる。骨盤は前傾して「お尻を突き出す」スクワットでよく見かける、「お尻を突き出して」になる。
そうすると、お腹もポッコリ出てくる。
胸を張るでポッコリお腹にもなる。
反り腰でっちりとポッコリお腹の改善策として、今度はシックスパックで知られる腹直筋に力を入れて、次の絵〈い〉の出っ張ったお腹を〈あ〉の赤い矢印の動かし方で、引っ込める。骨盤後傾(タックイン)でヒップダウンしてしまう。YouTubeでもよく見かける間違った改善策だ。
〈う〉のようなカラダの使いをしてほしい。
もう少し具体的なイメージがこれだ。
肋骨(胸郭)セルフ矯正。
骨盤矯正は知られているが、骨盤矯正だけでは役に立たない肋骨が動かなければ骨盤も云うことを聞かない。
「社会が信じる基準とは、絶対的な真理ではなく、みんなが広く認めている旧来の風習である。」デカルト