太い腿(もも)もポッコリおなかも
体幹の崩れから
落ちたヒップや出っ張った太もも、緩んだ下腹部は単なる筋トレでは改善できません。
ヒップは力んで下がり、腿は筋肉で更にボリュウムアップし、下腹部はちょっと気を抜くとポッコリ出てしまいます。
原因が「筋肉が弱い」という理由ではないからです。
下の絵で説明します。
Aの姿勢を積木で表現するとBのようになります。
前回の記事で書きました落ちている膝、ズレている膝と同じような姿勢です。膝ばかりでなく体幹(胴体)もBのようにズレて落ちたり倒れたりしているのです。これにより、これ以上崩れないように頑張ったヒップや腿は太くなり、あきらめた下っ腹は緩んでしまった結果こうなのです。
この体がズレたような不良姿勢は、25個の骨で構成されている背骨がズレ落ちるようにしてできます。ですからただ筋トレしても改善しないのです。
中には悪化させる筋トレ(体幹トレ)もありますので注意してください。
ズレたところを戻すような動作力とでも言いましょうか、骨を正しく動かす能力をつけましょう。
参考レッグプッシュアップ←クリック
体玄塾ではこの動作力を付けるマシーンを手づくり(マシーン改造)しています。
無料で体験できます。
2013.07.25更新
膝の形も引き上げ次第
なぜ膝が綺麗に伸びないのか深い訳があります
バレエでは「肩を上げないで」「腕をさげないで」など肩に関する注意が多いようですが、膝に関する注意事項も多いようです。
「膝を真っ直ぐ伸ばして」とか「膝が落ちている!あげて~」などです。
注意はされますが、どうすれば解決改善するかの指導はなされていないようです。他のダンスやスポーツの現場でも指摘はされますが解決改善策はほとんどないのが現状です。
この絵は実際のパーソナルレッスン(パーソナルトレーニング)の時に体玄塾のホワイトボードに書いて説明したものです。
膝が曲がっているように見えたり、膝が落ちているように見えたりしているのは、大腿骨(モモの骨)と脛骨(すね)が膝の関節でズレているからなのです。
なぜズレるのか?
それは膝裏を伸ばすからです。そのようにやると、足首の角度を直角より広げる、つまり脛骨(すね)を後ろへ膝からズラしてしまうのです。これを「過伸展」と言います。このような膝を「反張膝(はんちょうひざ)」と呼びます。
なぜ過伸展させるのか?
それは真っ直ぐ立とうとして、引き上げようとして、肩を下げようとして、アンデオールしようとして膝を力ませてしまうのです。(実際はふくらはぎと腿上部を力ませています。)
正しい引き上げができないからです。普段の姿勢も悪いのです。
今回の引き上げの感覚は、胸のマンゴーを開き、お腹のマンゴーは開かないようにイメージして、胸椎を引き伸ばし、股関節を伸展させ、仙骨を前方へズラすようにと指示しました。
これらの一連の動作の一つ一つは、事前にドリルでできるようにしてありますので、こういう指示が可能なのです。
正しい膝の伸展(伸ばし方)は下記の絵のように指導します。
立っている時の膝の伸ばし方は、Bの脛骨(すね)上で大腿骨を動かすのですが、反張膝の場合はAのように大腿骨を固定したようにして、脛骨を矢印の方向へ動かすドリルをします。そうすれば、膝はO脚やX脚でなければ真っ直ぐになります。
しかし、このドリルをする時も「引き上げ」が不可欠なのです。
色々訳があって膝が伸びないないのを、「膝が落ちている」と怒鳴られても無理でしょう。
バレエでは「肩を上げないで」「腕をさげないで」など肩に関する注意が多いようですが、膝に関する注意事項も多いようです。
「膝を真っ直ぐ伸ばして」とか「膝が落ちている!あげて~」などです。
注意はされますが、どうすれば解決改善するかの指導はなされていないようです。他のダンスやスポーツの現場でも指摘はされますが解決改善策はほとんどないのが現状です。
この絵は実際のパーソナルレッスン(パーソナルトレーニング)の時に体玄塾のホワイトボードに書いて説明したものです。
膝が曲がっているように見えたり、膝が落ちているように見えたりしているのは、大腿骨(モモの骨)と脛骨(すね)が膝の関節でズレているからなのです。
なぜズレるのか?
それは膝裏を伸ばすからです。そのようにやると、足首の角度を直角より広げる、つまり脛骨(すね)を後ろへ膝からズラしてしまうのです。これを「過伸展」と言います。このような膝を「反張膝(はんちょうひざ)」と呼びます。
なぜ過伸展させるのか?
それは真っ直ぐ立とうとして、引き上げようとして、肩を下げようとして、アンデオールしようとして膝を力ませてしまうのです。(実際はふくらはぎと腿上部を力ませています。)
正しい引き上げができないからです。普段の姿勢も悪いのです。
今回の引き上げの感覚は、胸のマンゴーを開き、お腹のマンゴーは開かないようにイメージして、胸椎を引き伸ばし、股関節を伸展させ、仙骨を前方へズラすようにと指示しました。
これらの一連の動作の一つ一つは、事前にドリルでできるようにしてありますので、こういう指示が可能なのです。
正しい膝の伸展(伸ばし方)は下記の絵のように指導します。
立っている時の膝の伸ばし方は、Bの脛骨(すね)上で大腿骨を動かすのですが、反張膝の場合はAのように大腿骨を固定したようにして、脛骨を矢印の方向へ動かすドリルをします。そうすれば、膝はO脚やX脚でなければ真っ直ぐになります。
しかし、このドリルをする時も「引き上げ」が不可欠なのです。
色々訳があって膝が伸びないないのを、「膝が落ちている」と怒鳴られても無理でしょう。
投稿者:
2013.07.18更新
新感覚の前肩矯正
東京東中野 体玄塾の前肩矯正、その発想はちょっと違う
肩の位置を矯正しても無駄ですよ、その訳は・・・
下の絵を見てください。
Aが典型的な「前肩」ですが、一般的には「猫背」「骨盤後傾」などと言われている姿勢でもあります。
この背骨・骨盤の位置で肩を後方へ動かそうとしても動きません。
そこでBのように、胸を突き出してはじめて肩を後ろに動かすことができるのですが、ちょっとマッタ!!
そのBの姿勢は、「でっ尻・反り腰」ではないですか。
このウォーキングヲォッチで以前紹介しました「勘違いの良い姿勢」でもあります。最近流行の「骨盤起こしエクササイズ」もBのようにならないように注意してください。
正しくは、こうです。
C の絵のように肩を動かすのではなく、胴体(背骨)を良い位置に動かすのです。
背骨を生理的(自然な)弯曲にすることなのです。
バレエを習っている人がなかなか出来ない、あの「引き上げ」をすればいいのです。
これまでもバレエの「引き上げ」について何度も書いてきましたが、全身が関与していて、また間違った感覚や考え方が壁となって、なかなか出来ないのが「引き上げ」なのです。
安易な考え方や発想では姿勢の改善・矯正はできないのです。
肩の位置を矯正しても無駄ですよ、その訳は・・・
下の絵を見てください。
Aが典型的な「前肩」ですが、一般的には「猫背」「骨盤後傾」などと言われている姿勢でもあります。
この背骨・骨盤の位置で肩を後方へ動かそうとしても動きません。
そこでBのように、胸を突き出してはじめて肩を後ろに動かすことができるのですが、ちょっとマッタ!!
そのBの姿勢は、「でっ尻・反り腰」ではないですか。
このウォーキングヲォッチで以前紹介しました「勘違いの良い姿勢」でもあります。最近流行の「骨盤起こしエクササイズ」もBのようにならないように注意してください。
正しくは、こうです。
C の絵のように肩を動かすのではなく、胴体(背骨)を良い位置に動かすのです。
背骨を生理的(自然な)弯曲にすることなのです。
バレエを習っている人がなかなか出来ない、あの「引き上げ」をすればいいのです。
これまでもバレエの「引き上げ」について何度も書いてきましたが、全身が関与していて、また間違った感覚や考え方が壁となって、なかなか出来ないのが「引き上げ」なのです。
安易な考え方や発想では姿勢の改善・矯正はできないのです。
投稿者:
2013.07.09更新
スポーツ雑誌に「動作力トレーニング」載る
「正しく立つ・歩くでスキーが変わる」という記事が
スキーグラフィックに掲載されました
スキーをする方にとっては、これまでどうしてもできなかったことが、なぜできないのか、どうすればできるようになるのかをイラスト写真いっぱいの20ページの特集で紹介されています。
スキーをしない方でも、姿勢・歩き方、他のスポーツ、ダンスの基本トレーニングの参考にとてもなる記事になっています。
これまでこの体玄塾のウエブサイトでは、あえて紹介しなかった中心的なドリル(トレーニング)も掲載されています。
特に「姿勢維持トレーニング」は必見です。(スキーグラフィックを購入して見てね)
このトレーニングは、チーフカイロプラクターの岡田(体玄塾スキー・モーグル部監督兼主将)が特に推奨するトレーニングです。
投稿者:
2013.07.03更新
姿勢改善とは ②
姿勢センサーと修正の能力向上が姿勢改善(姿勢矯正)の決め手
前回の記事では、「骨の位置などを察知するセンサーによって動く身体づくりが姿勢改善です。」と紹介しましたが、今回はどうすればセンサーによって身体が動くのかを簡単に説明します。
上記の絵は背骨に見立てた積木をイメージして描きました。積木と積木の間にはゴムみたいな物が挟まってくっ付いていると思ってください。
左側の絵ですが、一番下の積木を右へ傾けるとその上は右へずり落ちそうになります。一番上の大きなブロックは床と平行になるように無理やりしました。人の身体では、耳の奥の内耳に平衡感覚を司る三半規管が作動して、体が傾くと頭を水平に保とうとして上の左絵のようになります。一時的に傾いた場合はこれでいいのですが、いつも傾いていると、右へずり落ちていることも傾いていることもセンサーがボケてわからなくなり、歪んだままになってしまうのです。
これを改善させるには、
カイロプラクティックや特殊なストレッチなどで、一度正しく積み上げます。(矯正)
それから、右側の絵のようにブロックを落とさないような感覚で注意しながら傾ける訓練をします。三半規管へは「今はわざと傾けているのだよ」と傾きを納得させて行います。
ところでどうすれば傾けたときに、ブロックを落とさないような感覚になれるのか、それはバレエの引き上げができればその感覚になれます。これまでも何度かバレエの引き上げについての記事も書きましたが、残念ながらこれはバレエスクールでもなかなか教えきれないほどむつかしいのです。
積み上げるにもトレーナーの精密な目と手の感覚が不可欠です。その技術は体験するのが早道です。
体玄塾のDVD CMMエクササイズ「美しい姿勢と歩き方」でも紹介しています。
前回の記事では、「骨の位置などを察知するセンサーによって動く身体づくりが姿勢改善です。」と紹介しましたが、今回はどうすればセンサーによって身体が動くのかを簡単に説明します。
上記の絵は背骨に見立てた積木をイメージして描きました。積木と積木の間にはゴムみたいな物が挟まってくっ付いていると思ってください。
左側の絵ですが、一番下の積木を右へ傾けるとその上は右へずり落ちそうになります。一番上の大きなブロックは床と平行になるように無理やりしました。人の身体では、耳の奥の内耳に平衡感覚を司る三半規管が作動して、体が傾くと頭を水平に保とうとして上の左絵のようになります。一時的に傾いた場合はこれでいいのですが、いつも傾いていると、右へずり落ちていることも傾いていることもセンサーがボケてわからなくなり、歪んだままになってしまうのです。
これを改善させるには、
カイロプラクティックや特殊なストレッチなどで、一度正しく積み上げます。(矯正)
それから、右側の絵のようにブロックを落とさないような感覚で注意しながら傾ける訓練をします。三半規管へは「今はわざと傾けているのだよ」と傾きを納得させて行います。
ところでどうすれば傾けたときに、ブロックを落とさないような感覚になれるのか、それはバレエの引き上げができればその感覚になれます。これまでも何度かバレエの引き上げについての記事も書きましたが、残念ながらこれはバレエスクールでもなかなか教えきれないほどむつかしいのです。
積み上げるにもトレーナーの精密な目と手の感覚が不可欠です。その技術は体験するのが早道です。
体玄塾のDVD CMMエクササイズ「美しい姿勢と歩き方」でも紹介しています。
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