レモンパイはメレンゲの彼方へ

今まで「痩せなくちゃ」と思ったことはありませんでした。でもここ数年、おやつに関するエッセイをおやつ食べつつ書き続けていたせいか、薄紙を重ねるように腰回りの厚みが増してきました。気づかないふりをしていましたが、とうとう観念しました。先週のこと。いつもお風呂上りにくるんと巻きつける百均のバスタオル。どう巻いても下半身の一部が露出してしまうのです。

タオルのサイズが変わった!……のではなく、私の体のサイズが変わったのですよね。上半身はもともと貧相なので、体重を減らすのではなく、腹腰をスッキリさせたい! そう志水先生に訴えました。

するとメソッド2つを教えてくださったのです。
え、たったこれだけ? 簡単です。思い出したときにやってみました。一日目、お尻や腰が柔らかくなったと感じました。二日目、何気なくタオルを巻いてたまげました。余裕で巻けています。

早すぎる! こんなに即効性があるなら、何も今すぐに始めなくてもいいか。と思いましたが、いえいえ、油断せず続けます。

主治医から困難だと言われた
杖なし歩行が実現

私が志水先生と初めてお会いしたのは、変形性股関節症が悪化して手術を受けた直後でした。
日常生活でも杖が必要でしたが、料理研究家という仕事柄、何としても杖なし歩行に戻りたいと考えていました。
主治医は杖なしの歩行は困難との見解でしたが、何と体玄塾に通うことで、杖なしで歩けるようになったのです。
今では日常生活はもちろんのこと、シャドーボクシング、シュノーケリング、ハイキングなどもできるようになりました。ひとえに志水先生のエクササイズのおかげです。

普段の生活がトレーニングになり
正しい体をキープできる

私は歯科医ですが、診察時の姿勢で身体の歪みがひどく、猫背と膝痛がありました。体玄塾のエクササイズで歪みが治った今では、趣味のフットサルのさらなる上達を目標に、引き続き体玄塾のエクササイズに励んでいます。と言っても、「正しく歩くこと」が既にトレーニングなのです。
歩くときにエクササイズを生かすことで、姿勢や動作がチューニングアップされます。過去に通っていたジムや整体などではすぐに体が元に戻っていましたが、歩くときに取り入れることで体が維持されます。
普段の生活がトレーニングになるエクササイズをぜひたくさんの人に試してもらいたいですね。

歩くのが早くなり、姿勢も「良くなったね」と
ほめられるのがうれしい

スポーツクラブでトレーニングをしているときに「このままでは体を痛めてしまうよ」と、志水先生を紹介してもらいました。
主人とよくウォーキングしていたのですが、スポーツクラブでトレーニングをしていたわりには歩きが遅かったのです。
体玄塾でエクササイズをするようになって歩くのが速くなり、主人に褒められるようになりました。また、姿勢についてもたくさんの人から「良くなった」と言われるようになりました。
私のように60代からでも始められる簡単なエクササイズです。これからも続けていきたいと思います。

最小限で最大のパワーを引き出してくれる
「達人トレーニング」

志水博彦先生にコンディショニングをお願いしたのは2004年、4度目の日本タイトル防衛戦の前。女子ボクシングの世界チャンピオンだったライカちゃんの紹介でした。
「コンディションを整えないと負ける」危機感がありました。コンディショニングを失敗すれば自分の力を出せないのです。志水先生に師事して以来5度の日本タイトルを守った後、日本タイトルを返上し、世界チャンピオン目指してトレーニングしています。
体玄塾のトレーニングを僕は「達人トレーニング」と呼んでいます。最小限で最大のパワーを出してくれるからです。おかげでケガも少なく、とっくに引退してもいい39歳になった今でも体が進化し続けています。