2.股関節の外旋&内旋
スキーに欠かせない、カラダの機能3選、
今回は一般のスキースクールでもよくそのワードが出てくる、
股関節の外旋・内旋という動作です。
スキーに欠かせない、カラダの機能3選その1「股関節の屈曲・伸展」
股関節の外旋&内旋=
脚を外&内に回す動作のこと
スキースクールでも、「股関節を内旋して」というように、
そのワードが出てくるカラダの機能ですが、
みなさんは具体的にどんな動作か理解していますか?
簡単に言うと、脚を股関節から回す・転がす動作です。
股関節の外旋(左)と内旋
体の向きを変えるために必要な動作
スキーでどんな時に使うかと言うと、
ターンの時に使います。
体が進む方向を変える時に、股関節の外旋内旋を使います。
とりわけ、体が進む方向に対して、概して股関節は内旋気味になります。
荷重位での股関節内旋(左脚)と外旋(右脚)
これに股関節の屈曲&伸展が合わさる事で、
体が左足の方へ移動していきます。
これによって、左足に荷重がかかり、
板を履いていればこれで曲がり始めるわけです。
プルークの練習をする際に、この部分をしっかりと押さえて行えば、
荷重移動・重心移動をしっかり行いながらのターンが身についてくるはずです。
股関節の内旋&外旋は、膝を守る
スキー・その他テニスやゴルフなどのスポーツで、
膝が痛くなる方も多くおられます。
その方に考えられるのが、今回ご紹介の動作の機能不全です。
※月刊スキーグラフィック2014年9月号より(筆者監修記事)
体の向きを変えるために、股関節の内旋&外旋が使うとこのようになりますが、
股関節や背骨の動きに制限があると、体が股関節から回らなくなります。
すると、大腿骨も体と同じ方向に回り、膝から体がひねられてしまいます。
これで膝に負担がかかってしまうのです。
スキー上達にはもちろんなのですが、
故障をしないためにも欠かせない機能という訳です。
動画でも説明していますので、こちらもご覧ください。
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