パーソナルトレーナー 布瀬川 謙介の
ランクアップ身体論

2022.04.15更新

こんにちは、布瀬川です。

姿勢を良くする方法・その1では、骨盤や腰椎をグラグラさせるようなことをしないで、「正しい背骨の弯曲をつくることをしましょう」と言いました。姿勢を良くする方法②では正しい背骨の作り方をお伝えします。

これから正しい姿勢、背骨のS字カーブをつくるドリルを公開します。
背骨(脊柱)をグラグラさせないために、まずは股関節の動きがポイントとなります。

座位と立位ではポイントになる動きが違いますが、ここでは座位での動きを説明します。


座ってやる場合は、股関節を屈曲(窪ませて曲げる)させて少し前傾させることがポイントです。

骨盤と太ももの骨を時計の針で表します。

骨盤を長針に、太ももの骨は短針として、3時から3時5分へ骨盤を傾けます(股関節(時計の針の軸)から動かすようにします)。
股関節を屈曲させるには屈曲筋群を収縮させればいいのですが、これが大変です。

これまで「股関節を、このように屈曲させて下さい」とデモンストレーションしてもその通りにできた人はほとんどいません。

そんなに難しい股関節屈曲…さぁ、どうすればいいのか?
股関節だけに着目しただけでは無理です。

必要なのは正しい脊柱の弯曲をつくることです。

えっ!脊柱のS字カーブをつくるのに股関節の動かし方が必要なんじゃなかったの?となりますよね。


実は背骨のS字カーブと股関節の動きは一体した動作なのです。ですので、骨盤を3時から3時5分へ動かすことを頭に入れてから背骨に取り掛かります。

よく「肩甲骨を寄せて胸を張って姿勢を良くしましょう」言われていますが、これからは肩甲骨ではなく肋骨(胸郭)に着目して下さい。

詳しくは、お腹の皮をのばすようにして、肋骨で覆われた肺に息をいっぱい吸い込み胸部を膨らませる。そのとき顔の角度は変えず肩を下げます。

そのためには、肩甲骨は寄せないように注意して背中の筋群を収縮させます。このとき、骨盤の傾斜3時5分を強く意識し、背骨(胸椎)を反るようにします。

息を吐くときも肋骨を吊り上げたまま首を長くするようにしてます。そうすると腹部胸部の筋群も勝手に収縮します。このことを”首長・肩下げ”と体玄塾では言っています。

と、文章にして説明するとややこしいですね。

これではむしろ体が緊張してロボットのようになってしまうかも。

上記のことを実現させるためには、背骨の感覚を高め緊張させずにできるように訓練することが必要ですが、それも含めて体をきちんと意識できるようにもっと個別にドリルして行きます。

 

是非、実際にお越しいただき体感してください。

 

布瀬川

投稿者: 体玄塾 布瀬川 謙介

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