今回は姿勢が悪いと疲れやすくなる理由について解説していきます。
悪い姿勢の代表格といえば猫背があげられると思いますが、なんで猫背だと疲れやすくなるのでしょうか?
一般的には猫背という方が馴染みのある姿勢は円背(えんぱい)と言います。
ようは丸まりが過ぎた状態です。
猫背の人は背中が丸いだけでなく前かがみになるので、ほぼ100%の確率でお腹がギュッと縮まって固まっています。
この状況が続くと、肺を圧迫してしまいますし、呼吸をする時に動く「横隔膜」の動きも悪くなります。
肺は圧迫されて横隔膜の動きも悪いとなると、呼吸が浅くなり体内にきちんと酸素を供給できません。
酸素は人が活動するためのエネルギー源なので、酸素が十分に行きわたらないとガス欠状態になります。
体がガス欠なっていると、筋肉が働かないだけでなく脳も内臓もきちんと働かなくなるので疲れが溜まるのは当然ですし、そもそも動くことが怠くなります。
また、呼吸が浅い状態でいると自律神経が乱れることにつながり、イライラしやすくなるなど精神的ストレスもたまってきます。
そうなると、食欲不振や暴飲暴食、寝つきが悪くなったり眠りが浅くなるなどの症状がでて、より不調が増すなんてことになる危険性もあります。
ということで、猫背でいると疲れやすい、疲れが抜けないといった状況になるだけでなく、なんか体調が悪いなといった不調がでてくる可能性があることを理解していただけたかと思います。
これはマズいと思えた人は早速いい姿勢を心がけてみてください。
いい姿勢のポイントは前述した「正しい姿勢ってどんななの?」をみてください。