動かせない状況下だから動かせない
前回の①ヨガの領域外では、かかと体重をつま先の方へ移動させるパーソナルトレーニングについて紹介しました。
今回の②はなぜ重心移動が出来なかったのか、その出来ない本質と出来るようにするパーソナルトレーニングのメニューの目的について紹介します。
重心移動ができない本質的な理由はズバリ、悪い普段の姿勢と間違った姿勢の概念です。
この絵を見て下さい。すべて後重心です。
座り方や立ち方、歩き方が悪くて悪い姿勢になります。
普段背中が丸まった座り方をしていると⇒Aの後ろへ倒れそうな立ち姿勢になり⇒それがみっともないから良くしようと⇒Bのように胸を張り⇒背骨がBのように後へ倒れ⇒それを補うように骨盤を胸椎と腰椎の移行部から前に倒し⇒それを補うように、足首の底屈でスネを後ろへ倒し、完璧に重心を後ろに固定した出っ尻反り腰になり⇒かかとからつま先への重心移動が出来なくなってしまうのです。
「風が吹けば桶屋が儲かる」的な連鎖が起きて、つまり動かせない状況があって「後重心」ができあがっています。
後だから前にしなさいとしか言えないヨガ教室では出来ません。
ヨガ教室のみならず、バレエやジャズ・ベリー・フラ・社交・ダンス、またゴルフやテニスなどのスポーツの現場でも重心を前にとか重心を低くとか重心を動かす能力が求められますが、領域外ですから出来ません。
人にやってもらう整体では、自主的にできませんからこれも無理でしょう。
筋肉アプローチのパーソナルトレーニングでも無理でしょう。
そこで「かかと体重をつま先の方へ移動させる」パーソナルトレーニングメニューでは、このようにやります。
体幹引き上げ(バレエ引き上げ)ドリルのための肩下げドリル、骨盤起こしドリル、そのための股関節ドリル、そのための足首ドリル、そのための足裏ドリル、すべてをつなぎ合わせるドリルなど動かせるようにするドリルをやってもらいます。最低でも15くらいのドリルをクリアーしてできあがります。
出来ない本質の概念があることを知ってください。
筋トレ、インナーマッスルトレーニング、ストレッチや柔軟性、バランスという概念から切り替えて欲しいです。
脳・神経・感覚を駆使して、「あ!!こういう動かし方もあったのか」という「気づかせる」トレーニング(ドリル)へ切り替えましょう。
これが体玄塾の異次元メソッドなのです。
2014.02.05更新
ヨガ「重心コントロール」が出来ない理由①
「重心移動」の指導はヨガの領域外
「右の骨盤が落ちているからあげなさい」とか、「重心をつま先へ移しなさい」などの指示をヨガの先生がしたとします。それを身体が理解できるでしょうか?
同じことをよく言われている人はできません。
このような出来ない問題は、ヨガの領域外だからです。
以前、この「ウォーキングウォッチ」の記事で「バレエの基本”肩下げ”出来ない理由」のときも、肩下げはバレエスクールの領域外ですと言いましたが、ヨガもバレエ同様です。
ではこの領域外の「重心移動」「肩下げ」などの問題をいったいどういうところで解決してくれるのでしょうか?
「バレエの基本”肩下げ”出来ない理由」は2013年4月に書きましたが、バレエだけでなく色々なダンスやスポーツで、「肩が上がる」という長年のクセでお悩みの方の問い合わせ(無料体験)が、ひと月平均約10件ありまして、全員解決済みです。ですから、ヨガでの問題も取り上げてみました。
体玄塾ではどのようなパーソナルトレーニングで解決させるのか、一例を挙げて説明します。
アシュタンガヨガの「太陽の礼拝」②のポーズで
”かかと体重をつま先の方へ持ってゆくには”
上の絵のような「足のつかみ」が出来たらいいのですが、それには股関節の特殊なストレッチで股関節のコントロールが出来るようにしてから、ドリルを積み重ねてゆきます。
上記のような順序でやりますと、長年できなかったのが通常60分もあれば出来るようになります。基本は骨格の積み上げ(引き上げ)なのです。
もうすぐソチオリンピックが始まりますが、前回の冬季オリンピックに、この足のつかみを完成させれなくて、フィギュアスケート選考までの不足点数がたったの0.175というエッジ使いの差で出場できなかったクライアントがいました。苦い思いがあります。今ならすぐできるのですが・・・。
昨年の11月にシアトルから9歳のフィギュアスケートをしている女の子が、この”つかみ”ができなく、出来るようにするため、はるばるやってきました。この時は1回のパーソナルトレーニングで余裕で出来ました。
「重心を前にして」と軽々しく言わないで欲しいです。
言葉や思いだけでは一生変わらないという事実を知ってください。
私はフィギュアスケートを観ると、いつもオリンピックに出れなかった選手のことを思い出します。
「右の骨盤が落ちているからあげなさい」とか、「重心をつま先へ移しなさい」などの指示をヨガの先生がしたとします。それを身体が理解できるでしょうか?
同じことをよく言われている人はできません。
このような出来ない問題は、ヨガの領域外だからです。
以前、この「ウォーキングウォッチ」の記事で「バレエの基本”肩下げ”出来ない理由」のときも、肩下げはバレエスクールの領域外ですと言いましたが、ヨガもバレエ同様です。
ではこの領域外の「重心移動」「肩下げ」などの問題をいったいどういうところで解決してくれるのでしょうか?
「バレエの基本”肩下げ”出来ない理由」は2013年4月に書きましたが、バレエだけでなく色々なダンスやスポーツで、「肩が上がる」という長年のクセでお悩みの方の問い合わせ(無料体験)が、ひと月平均約10件ありまして、全員解決済みです。ですから、ヨガでの問題も取り上げてみました。
体玄塾ではどのようなパーソナルトレーニングで解決させるのか、一例を挙げて説明します。
アシュタンガヨガの「太陽の礼拝」②のポーズで
”かかと体重をつま先の方へ持ってゆくには”
上の絵のような「足のつかみ」が出来たらいいのですが、それには股関節の特殊なストレッチで股関節のコントロールが出来るようにしてから、ドリルを積み重ねてゆきます。
上記のような順序でやりますと、長年できなかったのが通常60分もあれば出来るようになります。基本は骨格の積み上げ(引き上げ)なのです。
もうすぐソチオリンピックが始まりますが、前回の冬季オリンピックに、この足のつかみを完成させれなくて、フィギュアスケート選考までの不足点数がたったの0.175というエッジ使いの差で出場できなかったクライアントがいました。苦い思いがあります。今ならすぐできるのですが・・・。
昨年の11月にシアトルから9歳のフィギュアスケートをしている女の子が、この”つかみ”ができなく、出来るようにするため、はるばるやってきました。この時は1回のパーソナルトレーニングで余裕で出来ました。
「重心を前にして」と軽々しく言わないで欲しいです。
言葉や思いだけでは一生変わらないという事実を知ってください。
私はフィギュアスケートを観ると、いつもオリンピックに出れなかった選手のことを思い出します。
投稿者:
SEARCH
ARCHIVE
- 2023年07月 (1)
- 2023年06月 (3)
- 2023年05月 (1)
- 2023年04月 (3)
- 2023年03月 (1)
- 2023年02月 (1)
- 2022年12月 (1)
- 2022年11月 (1)
- 2016年04月 (1)
- 2016年01月 (1)
- 2015年12月 (3)
- 2015年11月 (1)
- 2015年09月 (1)
- 2015年06月 (1)
- 2015年05月 (1)
- 2015年04月 (1)
- 2015年03月 (2)
- 2015年02月 (1)
- 2015年01月 (2)
- 2014年12月 (2)
- 2014年11月 (3)
- 2014年10月 (1)
- 2014年09月 (3)
- 2014年08月 (2)
- 2014年07月 (3)
- 2014年06月 (3)
- 2014年05月 (2)
- 2014年04月 (5)
- 2014年03月 (2)
- 2014年02月 (2)
- 2014年01月 (3)
- 2013年12月 (3)
- 2013年11月 (2)
- 2013年10月 (2)
- 2013年09月 (1)
- 2013年08月 (3)
- 2013年07月 (5)
- 2013年06月 (4)
- 2013年05月 (2)
- 2013年04月 (2)
- 2013年03月 (4)
- 2013年02月 (3)
- 2013年01月 (4)
- 2012年12月 (5)
- 2012年11月 (4)
- 2012年10月 (4)
- 2012年09月 (3)
- 2012年08月 (3)
- 2012年07月 (4)
- 2012年06月 (4)
- 2012年05月 (5)
- 2012年04月 (3)
- 2012年03月 (4)
- 2012年02月 (2)
- 2012年01月 (4)
- 2011年12月 (4)
- 2011年11月 (4)
- 2011年10月 (3)
- 2011年09月 (3)
- 2011年08月 (3)
- 2011年07月 (4)
- 2011年06月 (3)
- 2011年05月 (4)
- 2011年04月 (2)
- 2011年03月 (4)
- 2011年02月 (4)
- 2011年01月 (3)
- 2010年12月 (5)
- 2010年11月 (6)
- 2010年10月 (6)
- 2010年09月 (7)
- 2010年08月 (7)
- 2010年07月 (6)
- 2010年06月 (10)
- 2010年05月 (16)
- 2010年04月 (5)
- 2009年01月 (1)