こんにちは、体玄塾の八巻です。
スキーシーズンも徐々に近づいてきましたね。
今年のオフは全く板を履いていないので、
これからシーズンインに向け、やっていかないとという感じです。
オフにいろいろやった動きを板で試したいなというところです。
さて、今回は、そんなシーズンに向け、
よりよいスキー操作のために機能アップを目指したい
カラダの動作をいくつかご紹介します。
厳密に言い出すときりが無いので、特に大きなところを3つご紹介します。
今回は、その1です。
これまでもお話しているところではありますが、まとめという意味も含めて。
1.股関節の屈曲&伸展
スキーで欠かせない、股関節の曲げ伸ばしです。
コブ滑走だとそのイメージをしやすいですが、
整地の滑走でも大きくこの動作を使います。
トップスキーヤーのカービングを見ると、
左右の足が交互に大きく曲げ伸ばしされているのが確認できます。
ただ、多くの中級スキーヤーはこの曲げ伸ばしをせずに、体の傾きだけでターンをしているという現状があります。
カービングスキーのおかげでこれでも曲がってはくれますが、
しっかりと荷重をしてのターンではないので、
斜面がハードになっていくと対応が難しくなってしまいます。
荷重をしてのターンでないと、2級や1級のテストにもなかなか合格出来ないのです。
そんなスキーヤーの皆さんに、冬のレッスンでやってもらうのが
「スクワット」です。
ゲレンデで板を取って、そして履いてやってもらっています。
これをやってもらうと・・・
意外にもきちんと出来ない人って多いんです(ほぼかな・・)
スクワットというのは、
しゃがむ事で重心を下げ、立つ事で重心を上げる事につながる動作です。
立つ動作をする時に、足が地面を押し出す力を生みます。
これを左右交互にする事で片足荷重が出来、
重心を左右に移動させる事が出来る訳です。
そんな動作を通じて、多くのスキーヤーにとってネックとなるのが、
「しゃがむとお尻が落ちる(骨盤が落ちる・後傾する)」事だというのが
レッスンにご参加いただいたスキーヤーの皆さんに
スクワットをしてもらう事でわかりました。
これだと結局「しゃがめない」んですよね。
ジャンプする時には必ずその前にしゃがむのと同じで、
大きく力を加えるにはしゃがめないとなりません。
しゃがめないという事は、強く踏めない事に直結してしまうのです。
そんなスキーで使う股関節の曲げ伸ばしを練習する方法として、
サイドスクワットというのがあります。
この動作をしっかりとつくっていく事が、
大きな弧を描くターンの動作の基となります。
動画のページにも、いろいろサンプルがありますので、
こちらもご参照ください。
次回はその2です。
シーズン中には、ゲレンデでのレッスンイベントも行っております。
2019年1月2月実施予定