パーソナルトレーナー 布瀬川 謙介の
ランクアップ身体論

2016.10.02更新

キレイな姿勢になるためのポイントは骨をきちんと積み上げる感覚をつかむことです。

まず最初のステップは、骨格を簡単なブロックに置きかえてイメージすることです。

 

あああ

 

左図のブロックの積み上がりが正しいとします。

真ん中と右の図はブロックが崩れた状態のイメージです。

真ん中はいわゆる『でっちり、反り腰』というやつです。

真ん中でも右でも支えとなる棒(脚)がバランスをとるために傾いてしまいますが、そうなると太ももの前がパンパンに張ってしまいますgan


そして支えが傾くと、骨盤位置のブロックが前、または後ろに傾きます(落ちている状態)。

特に崩れるのがおなか部分のブロックです。どちらも腹筋が緩んで背筋は張ってしまいます。


電車の中などで見渡せばこんな人たちが山のようにいます。目を覆いたくなるぐらいですよ。


おなかが出てると気になる人は、まず上の図のようにおなかのブロックがズレていないかチェックしてみてください。


この場合は、おなかを引っこめる前にブロックをしっかり重ねることが必要です。


おなかを引っこめようと腹筋トレーニングを繰り返しても、積み上がりが崩れたままの状態では頑張った分だけ体が悲鳴をあげますun

なんせ腰の部分はスカスカなんですから…


さあ、いざ積み上げをきちんとしようとした場合、結構大胆にパーツを移動させないと動かないかもしれません。なぜかというと、その人の概念の中に全く入っていないからです。

自分の概念の中でしか答えを探せないので永遠に正確な場所が見つかるはずが無いんです。


なので各パーツの位置、角度を全然別の場所に引越しさせるような気持ちでちょうどいいぐらいです。


まず、自分のブロックがどう崩れているか感じてみましょう。そして棒をまっすぐに立てて、その上に正しく積み重ねるようにしてみてください。


ただ一生懸命頑張るのではなく、正確にやることが大切です!

 

 

投稿者: 体玄塾 布瀬川 謙介

2016.10.01更新

「正しい姿勢」、「姿勢改善」など、インターネットで姿勢について検索するとたくさんのウェブサイトが出てきます。

最近はさすがに『肩甲骨を寄せて胸を張り背筋を伸ばすのが正しい姿勢』なんていうのはほとんどなくなりましたけど…。

まぁ、それにしてもいろいろと正しい姿勢の作り方が述べられていて、読む方は全部をチェックしていたらきりがないぐらいですねΣ(゚д゚;)

いくつかチェックしたところ、似たような内容のものが多いように感じましたが、壁に背を向けて立つやつ(耳、肩、股関節、膝、くるぶしが一直線になるみたいなたぐい)はいただけないなと思います。

壁にそって揃える理論の中には、壁に頭も背中も尻も全部つけるとまで書いてあるのもありました(@Д@;

でも、これは危険!

姿勢が悪い人は動かせる関節、パーツが少ないので過緊張になります。

腹筋とお尻の筋肉に力が入っていれば良いって、それってバランスが悪くて力んでるだけじゃんって思いますけどね(゚_゚i)


また、骨盤の前傾、後傾も必ずと言っていいほど出てきます。ランニング理論では、骨盤は前傾がいいと
唱える人もいるみたいですが、正しい姿勢に関しては傾けない理論がほとんどです。

確かに骨盤は重要なパーツではありますが、身体全体の状態がどうなっているかが問題ですので、

骨盤単体で前傾なのか後傾なのかを考えることはあまり意味のないことだと思います。

積木が崩れるようにして骨格がガタついている訳ですが、身体感覚が鈍りすぎてそれを感じ取れなく
なってしまっているということですね。

ですので、感覚的なところ、そこを鍛えない限りはいいポジション(姿勢)にはならないのです。

がい骨の絵とその骨が動くイメージが頭に浮かんで、そのイメージを元に身体パーツを正しいポジションに配置して、
正確に動かせるかがポイントです。


長い間姿勢を崩して生活してきたのですから、正しい姿勢を得るのは大変です。

ですので,姿勢を改善したいのなら、かなりの覚悟と根気が必要です!

 

 

投稿者: 体玄塾 布瀬川 謙介

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