スポーツやダンスで高いパフォーマンスを発揮するためには、身体操作や筋力も大切かもしれませんが、それよりも重要なことがあります。
物体が動くとエネルギーが発生します。これを利用することが最大のポイントになります!
動作に置き換えると、重心移動で動き出してエネルギーを発生させ、そのエネルギーを利用、変換して次の動作を行います。
すると、無駄な筋力を使わなくても動作を行うことが可能になります。(体が止まった状態からエネルギーを発生させるためには、必要最低限の筋力を使う必要があります。)
エネルギーの変換による連続動作が行えると競技パフォーマンスを格段にUPさせることができます。
そのメリットは、
① 疲れにくい
② リードタイムを置かずに次の動作へ移行できる
③ 並進エネルギーを利用して次の動作を行う場合は次の動作をパワフルに行える
④ ブレーキをかけずに、かつバランスを崩さずに進行方向を変えられる(エネルギーに筋力を加えるとバランスが崩れる)
⑤ 関節に負担がかからずケガをしにくい
人が自身で発生させられる最大のエネルギーが「並進エネルギー」ですので、それを利用できるとパフォーマンスがUPします!
例えば走る動作を考えた場合、地面を蹴って進もうとすると筋力を使うため、接地時間が長くなってピッチが遅くなります。
代わりに
① リード腕(前に振る腕)を前方にスイングさせるエネルギー
② リード足を前方にスイングさせるエネルギー
③ カウンタースパイラル(肩甲骨と骨盤の反作用)のエネルギー
④ エネルギーの流用 → どうやって流用させる?
足裏のローリングを使います(スタート、前半は使わない)
を使います(利用するのは並進エネルギーだけではありません)。
連動していると
下図の左のように対角の肩関節と股関節の角度が一致します。
そして、下図の右のように肘が伸びれば膝も伸びます。
↓
踵から入りローリングが使えるためブレーキがかからない(踵で接地するということではありません。)
競技パフォーマンスを向上させるうえでエネルギーの利用はとても重要になりますので、第一優先にして考えなければならないと思います!