パーソナルトレーナー 布瀬川 謙介の
ランクアップ身体論

2018.09.28更新

今回は競技パフォーマンスを向上させるための考え方について触れたいと思います。


パフォーマンスを合理的に向上させるために知っておくべきことがあります。

これを無視して基礎練習やウェイトトレーニング、反復練習を行ってもあまり良い結果が出ません。

合理的にパフォーマンスを向上させるために重要なことは以下の二つです。

1.意識=実際の動きではない

運動は短い時間で行われるため、動きはほとんど意識出来ません。

そのため、目的とされる部位の動きを意識せずに他の部位を動かすことで目的の動きを作り出すことが重要です。

その際、どの身体パーツをどのタイミングで意識すべきかを考えなくてはなりません。

・目的の身体パーツを直接使わない

・目的動作より手前の動作で仕掛ける

・連動動作を使う

・運動連鎖を使う


2.完成した動きがその人に合っているかは分からない

理想通り完成したと思われる動きでもパフォーマンスが向上するとは限りません。

それは骨格や神経回路が一人ひとり違うからです。

そのため、動作がその人に合っているかどうかは試すしかないと思います。

2~3週間で変化が無ければ見切りをつけるべきだと思います。
(この2~3週間の取り組みで意識させることは1つか2つにします。)

例えば、スプリントで複数の人に同じ腕の振り方を意識して走ってもらい、それをビデオで確認すると一人ひとりが違う動きをしています。

これは身体的な面や感覚に個人差があるからなので、その人に合った動きを的確に見分けることがとても重要になります。

なお、筋肉を鍛えてその筋力で運動を行おうとすると、かえってブレーキになってしまいます。

動きにブレーキがかかってしまうと、エネルギーの変換が出来なくなりパフォーマンスの向上を妨げる結果になるので注意が必要です。

 

 

 

 

投稿者: 体玄塾 布瀬川 謙介

2018.09.03更新

ある日の無料体験でお客様から「姿勢を良くするためにはどこの筋肉を鍛えればいいのですか?」という質問を受けました。

代表的なのは、一般的に言われる腹筋、背筋。

専門用語で脊柱起立筋、広背筋、腹直筋、腸腰筋などを挙げる方がたくさんいます。

どれも間違いではないので、質問に答えるならこのあたりの筋肉になると思います。(他にもたくさんありますが…。)

 

ですが、実際には~筋を鍛えるとか、~筋の緊張をとるということだけでは姿勢を改善することはできません。

 

姿勢を良くするためには絶対に欠かせないことがあります。

例えば、トップアスリートには姿勢が良い選手がたくさんいます。

確かに腹筋バキバキ、お尻は上がっているなどしっかりと筋肉がついていたり、無駄なお肉が無く引き締まっています。

 

ですが、アスリートの姿勢が良いのは筋肉が発達しているからではなく、体への意識があるからだと思います。

筋肉は姿勢を維持するために必要な要素ですが、一番大事なことは体に負担がかからないように気をつけようとする事です!

アスリートは高いパフォーマンスを発揮するために、またケガをしないように常日頃から体中に気配りをしていると思います。

 

姿勢が悪い人は体への気遣いが無く、体の扱い方もとても雑です!

まずはその事を理解し、きちんと体に意識を向ける習慣を身につける努力が必要です。

そこに筋肉を鍛えたり、骨格を整えたりするコツをプラスしていく事が大切です。

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者: 体玄塾 布瀬川 謙介

CONTACTお問い合わせ

体や無料体験に関するご質問など、メールまたはお電話で承っております。

    塾長 志水博彦のウォーキングウォッチ