塾長志水の
ウォーキングウォッチ

2023.04.19更新

スクワットの内訳明細(仕方、仕組み)が違うと股関節に体重は乗らない

オリンピック選手のトレーニングをサポートするコーチですら、内訳を分かっているのか疑問です。仮にコーチが股関節に体重を乗せられたとしても、それをクライアントに伝える事が出来ません。長嶋さんの指導で例えられるように、達人は出来ても伝えることが困難なのです。

股関節に体重を乗せるコツの一部を紹介します。一部と言ってもとっても重要なポイントです。

あ)は、股関節を支点にしたモモの振上げのコツです。腕は「振る」モモは「上げる」と言いますが、脚も股関節から振る感覚概念に変えましょう。モモの表と裏の筋肉の脱力が必要です。この脱力と股関節の屈曲の訓練が別途必要です。これらにもいくつもの訓練が必要ですが、これは別の機会か、直接来てください。

スクワットのコツ

い)は、足首を支点とした前脛骨筋でスネの方を動かす背屈です。足首の背屈は普通は、足の方を動かします(ほとんどの人が長指伸筋で指を反ってつま先を上げる、足を動かすインチキ背屈)。しかし、スネの方を倒すではなく、前脛骨筋で動かします。これは言っただけでは99%以上出来ません。これも別途いくつか訓練が必要です。

う)さあ、あ)と い)を組み合わせて う)するのですが、股関節から上のパーツを下へ動かす感覚作りが必要です。昭和のナンバーワンギャグ「がちょーん」からとった「脚がちょーん」のドリルで出来上がりです。

スネの方を動かす背屈

スネ屈

バスケットボールをつかみ上げる感覚で、地面をつかみ上げるが、地面は動かないからスネが引き倒され、「足がちょーん」で体の方が地面へ引っ張られる。これだけでは出来ないでしょうね。これも出来るようにするドリルがありますが、手取り足取りで指導してもらわなければ分からないと思います。毎日この様なことを指導していますので、どれだけ出来ないかを熟知しています。コーチやトレーナー、○○の先生など指導者が学びに来ています。

股関節に体重を乗せる指導に悩んでいるコーチやトレーナーには少し参考になったかもしれませんが、一般の方はこんがらがったかもしれません。

次回はスクワットの形に仕上げます。

 

投稿者: 体玄塾 塾長 志水


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