こんにちは、八巻です。
世間は夏休みに入っていますね。
先日用事で信州に行きましたが、平日でも高速道路が混んでいてびっくりしました。
私は結構今は忙しいので、夏休みはちょっと先になりそうです。
前回、スキーなどの競技時はなるべく力を抜けていられた方がいいというお話をしました。
http://www.taigenjuku.com/blog/2017/07/post-368-488871.html
私が苦言を呈したいのは、指導者側に「力を入れた方がいい」という考えを持っている人がいるという事。
はっきり言って、これは間違った認識なので、
そういう人に教わった人がまた、間違った認識で覚えてしまう事が可哀想だからです。
指導者はそれだけ責任があるという事なんですから、
常に今自分が言っている事が本当に合っているのかを確認していないとダメだと思うのです。
「力んだおかげで今日は上手くいきました!」とコメントしている選手を観たことがありますか?
むしろ「力んでしまいました」の後に、あまり良くないコメントが続きますよね?
自分の間違った認識が、多くの人を間違った方向へ導いてしまうのですよ。
さて、今回は、タイトルにもあるように、
「〇〇を意識して!」という指導の際のキューイングについてです。
スキーのイントラさんやフィットネスの指導者のみなさんに特に参考にしていただきたい記事です。
スキーを始め、スポーツ・ダンス・フィットネスなどの指導において、よく使われる言葉です。
”腹筋を意識して”とか、
”股関節を意識して”
とか、特定の筋肉や関節を意識するよう言葉で指示する(キューイング)事が多くあります。
「腹筋を意識して」では、伝わっていません!
まず、腹筋などの筋肉や、股関節などの関節を意識すると言っても、
それらの筋肉や関節がどこにあるのかをきちんと把握している人ってそんなにいないと思います。
ですから、具体的に指示をしているようで実は抽象的な指示に留まっていたりするのです。
腹筋を意識して動かせるように、さらに具体的な言葉でそこに導く術が必要なのです。
それは人によって伝わり方・得手不得手がありますので、
伝え方や方法をたくさん持っておくと有利です。
それが少ないと、「何で出来ないんだ!」とクライアントさんに逆ギレしてしまうダメなコーチになってしまいます。
競技動作時に「〇〇を意識して」は、力みの原因になる
細かい体の部分動作の場合は、動作を出来るだけ細かくし、
細かい動作を出来るようにしていくのが得策ですが、
スキーなどの競技練習時には、出来るだけ部分的なところへの意識を向けさせない方がいいと思います。
スキーなどの競技動作は、全身の協調動作なので、
ある一定の筋肉や関節に意識を向けると、そこに意識が集中し、
全身の協調バランスが崩れて、かえって目標の動きに近づきにくくなります。
そこだけを動かそうとするあまり、体も力が入ってしまいます。
私は全身動作・とりわけスキーを教える時には、
特定の筋肉や関節の動きを意識してとは言いません。
滑りながら部分的な動きを意識させてはダメです。
部分的な動きは、滑る前に練習しておきましょう。
でもそのためには、指導者がもっと体の仕組みに精通していないと不可能です。
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