スキーで膝痛が起こる原因、
膝から体をひねるから膝が痛くなるの後編です。
みなさんスキーの時のみならず、歩く時走る時にも
体が全部一緒に回っていますよ、
すると着地時に膝がねじれて衝撃がかかるのですよとお話しました。
体は上半身からひねり、腕を動かすのが正解という、
前回のお話をさらに解説していきます。
歩く時も、スキーのターンの時も、
体はねじれるが正解
左:歩行時 右:スキー時
それぞれの左側は体が一体になって回っているパターン
右側は上半身と骨盤がツイストされているパターン
骨盤の向きは赤で示してあります。
歩く時や走る時に、足を前に出すのですが、
例えば右足が前に出ると体の右側が足に引っ張られて、図のように左に回ろうとします。
すると足も左に向こうとするので、足先を真っ直ぐつこうとします。
ここで膝が内に折れるような形で着地してしまいます。
これが膝に悪い動作なのです。
この体の癖があると、スキーではそのまま板と体が一緒に回る動作が出てしまうのです。
正しい動作の時は、右足が前に出るのに対し、上半身は逆の右回旋が生じる事で、
骨盤の向きは真っ直ぐ進行方向を向き、足も真っ直ぐ着地します。
この動作があれば、膝がねじれて衝撃が加わる事は無くなります。
スキーの技術的にも、体はフォールライン・板は進行方向というような姿勢がとりやすくなります。
上半身ツイストは、どこから回す?
クライアントさんのランニングフォームです。
お尻(骨盤)は進行方向に真っ直ぐ向いているのに対し、
胸回りは少し左に回旋しています。
右の図で示したように、みぞおちの辺りを境にして体をねじる感じです。
この「上半身ツイスト」はスキーの技術でも大切な、「横滑り」動作を掌る動きです。
ここで体をねじれるかどうかが、スキー上達のカギと言っても過言ではありません。
ケガ予防にも欠かせないのは、言うまでもありません。
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