パーソナルトレーナー 布瀬川 謙介の
ランクアップ身体論

2017.03.03更新

これから少しずつ暖かくなってきます。
花粉症の人は外に出るのがつらい季節ではありますが、暑すぎず寒すぎずの時期にウォーキングを始めるのもいいのではないでしょうか。

ということで、今回はウォーキングの動作について触れたいと思います。

動作にはオープンモーションクローズドモーションというものがあります。

オーピンモーション ⇒ 空中動作、片足立ち動作 etc.
片足立ち、空中などで、踏ん張って体幹を固定しない(出来ない)で行う動作

クローズドモーション ⇒ 一般的なウエイト・トレーニングetc.
しっかりと踏ん張り、体幹を固定して行われる動作


クローズドモーションでは筋力が使えますが、オープンモーションでは筋力はほとんど使えません。

ウォーキング動作はオープンモーションとクローズドモーションの繰り返しですが、骨盤が回旋するときにはオープンモーションになります。

骨盤が回旋するタイミングは、身体重心が接地している足を越えていくあたりのときですので、当然片足の状態ということになります。

ということは、骨盤の回旋には筋力は使えません。

ですので、作用と反作用を利用することが必要になります!

※作用と反作用
例 ⦆
回転イスに足を浮かせた状態で座ります。イスを回転させるために腕を左右どちらかに振ります(作用)。そうすると、下肢は腕とは反対方向に回転します(反作用)

この作用と反作用を利用しやすくするためには、肩甲骨と骨盤を独立させて可動することが必要です。

立っている時に重心の位置が悪いと、骨盤周りではお尻の筋肉が緊張し骨盤を固めてしまいますし、肩周りも緊張し肩甲骨が肋骨と一体化してしまいます!

多くの人が両足が着いているクローズドモーションのときに、地面を蹴ったり腰をツイストするあるいは突き出して歩いていますが、これは理想的な動きではありません。

脚力で地面を蹴って体を押し進めるような歩きではなく、リラックスした滑らかな動きで歩けるように肩甲骨と骨盤を独立させて可動出来るような姿勢でいることが重要です。

 

 

投稿者: 体玄塾 布瀬川 謙介

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