スポーツやダンスでは、ボディバランスの向上をテーマにトレーニングしている選手が大勢います。
それは、ボディバランスの善し悪しがパフォーマンスに大きな影響を与えるからだと思います。
内容はバランスボールやバランスディスクの上に乗ってバランスを保つ、体幹の筋肉を鍛えて体軸を安定させるなどのトレーニングがほとんどのようです。
不安定な状態でバランスを保ったり、体感を鍛えることで動きの中でバランスを保てるようになるのでしょうか?
答えはNO.だと思います!!
動いているときは、エネルギーバランスが崩れてしまうことでボディバランスが崩れます。
バランスボールやディスクは、止まった状態でのボディバランスの安定を作るトレーニングなので、運動中のボディバランスを保つこととは全くと言っていいほど関係のないトレーニングになってしまいます。
一度崩れたエネルギーバランスを立て直すのは筋力ではどうにもなりません。
もし筋力を使って立て直す場合には、一度動きを止めるか緩めるざるをえません。
また、体幹の筋肉を鍛えて筋力で頑張ってバランスを保つというのは、重心を動かすのが難しくなるので、ボディバランスを保てないだけでなくパフォーマンスも下がってしまいます
運動中のボディバランスを保つためには『内的運動量を一致させる』ことがとても重要です。
「内的運動量の一致」については次回説明します。