パーソナルトレーナー 布瀬川 謙介の
ランクアップ身体論

2016.10.22更新

スポーツやダンスで高いパフォーマンスを発揮するためには、身体操作や筋力も大切かもしれませんが、それよりも重要なことがあります。

物体が動くとエネルギーが発生します。これを利用することが最大のポイントになります!

動作に置き換えると、重心移動で動き出してエネルギーを発生させ、そのエネルギーを利用、変換して次の動作を行います。

すると、無駄な筋力を使わなくても動作を行うことが可能になります。(体が止まった状態からエネルギーを発生させるためには、必要最低限の筋力を使う必要があります。)

エネルギーの変換による連続動作が行えると競技パフォーマンスを格段にUPさせることができます。

 

そのメリットは、
 
① 疲れにくい

② リードタイムを置かずに次の動作へ移行できる

③ 並進エネルギーを利用して次の動作を行う場合は次の動作をパワフルに行える

④ ブレーキをかけずに、かつバランスを崩さずに進行方向を変えられる(エネルギーに筋力を加えるとバランスが崩れる)

⑤ 関節に負担がかからずケガをしにくい

人が自身で発生させられる最大のエネルギーが「並進エネルギー」ですので、それを利用できるとパフォーマンスがUPします!

例えば走る動作を考えた場合、地面を蹴って進もうとすると筋力を使うため、接地時間が長くなってピッチが遅くなります。

 

代わりに

① リード腕(前に振る腕)を前方にスイングさせるエネルギー

② リード足を前方にスイングさせるエネルギー

③ カウンタースパイラル(肩甲骨と骨盤の反作用)のエネルギー

④ エネルギーの流用 → どうやって流用させる?
   足裏のローリングを使います(スタート、前半は使わない)

を使います(利用するのは並進エネルギーだけではありません)。

 

連動していると

下図の左のように対角の肩関節と股関節の角度が一致します。

そして、下図の右のように肘が伸びれば膝も伸びます。
            ↓
踵から入りローリングが使えるためブレーキがかからない(踵で接地するということではありません。)

内的運動

 

競技パフォーマンスを向上させるうえでエネルギーの利用はとても重要になりますので、第一優先にして考えなければならないと思います!

 

 

投稿者: 体玄塾 布瀬川 謙介

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