前回、『筋肉の柔軟性をつけて関節可動域を広げても競技パフォーマンスは向上しない』と書きましたが、では何が重要なのか。
それは、
身体重心の位置把握と、筋力を極力使わずに身体重心を動かすことで動作をする
ことです。
直立しているときの重心位置は、へそ下三寸とか仙骨上部のあたりとか言われます。
理論的には床面から身長の約55%の高さとのことです。
ただ、重心位置は体型によって微妙に違いますし、姿勢を変えれば移動します。
走ったり、宙返りしたりした場合は体の外にあったりもしますので、重要なのは理論上どこにあるのかではなく感覚で把握することです。
重心を把握するための練習として、足裏より小さい物の上で脱力して立ってみてください。
その時、一生懸命バランスを取ろうとせず、出来るだけ脱力しておへそ周りに意識を向けバランスを取ってみてください。
重心が少しでも把握出来れば、力みそうになる手前で重心を動かして姿勢を変えながらバランスを取ることが出来ると思います!