パーソナルトレーナー 布瀬川 謙介の
ランクアップ身体論

2016.10.09更新

競技パフォーマンス向上のためにトレーニングをするときに考慮すべきことがあります。

運動には形態がありますので、それを無視してやみくもにトレーニングをするとパフォーマンスは向上しません。

今回は運動の形態について簡単に説明します。

単関節運動…内容:筋を収縮させて、1つの関節を可動させる
      例 :W-TRの単関節運動(アームカールetc.)
      特徴:クローズドモーション(重心を固定する)
      効果:傷害予防、傷害リハビリ

多関節運動…内容:複数の筋を収縮させて複数の関節を同時に可動させる
       例 :W-TRの多関節運動(ベンチプレス、スクワットetc.)
      特徴:単関節運動と同じ
      効果:単関節運動と同じ

連動動作 …内容:異なった身体パーツを相反する方向に可動させ、内的運動量が
         一致するように行われる
       例 :キック、スプリント
      特徴:オープンモーション(重心を移動させながら)
      効果:競技パフォーマンスの向上

連鎖動作 …内容:最初の動作で発生させたエネルギーを変換して次の動作を行う。
       例 :ピッチング、パンチ
      特徴:連動動作と同じ
      効果:連動動作と同じ

決してW-TR(ウエイト・トレーニング)では競技パフォーマンスが向上しないというわけではありません。
W-TRも身体感覚を養うために有効な手段ですし、基礎筋力はある方がいいにこしたことはありませしね。

ただ、やはり競技パフォーマンスに大きく影響を与えるのは連動動作連鎖動作だと思います。

そのためには脱力と重心を移動させる感覚が重要です。

 

 

投稿者: 体玄塾 布瀬川 謙介

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