塾長志水の
ウォーキングウォッチ

2014.03.05更新

動作改善の第一線で活躍するパーソナルトレナー

パーソナルトレーナーには用意されたマニュアルもなく、トレーナーはその場で状況を見てドリルをアレンジします。「これをして下さい。次はこれをこのようにして下さい。」と、次から次へと一般的トレーニングメニューにない新しい感覚の動きのドリルを正確に素早く習得させます。それが一通り終わると、「それでは出来なかった動作をやってみて下さい」と言うと、「アレ!出来ちゃった」という感じで出来てしまうのが、第一線で生き残れる動作改善の”玄”(プロ)なのです。

動作改善のパーソナルトレーナーの資質
●出来ない動作の元を素早く特定できるセンスがあること
●出来ない元を正すノウハウがあり、高い技術を持っていること

一例
重みを出す。下へのトーンをつくる。
グラグラしないようにする。
オンカウントで移動する。体重を乗せる。
インサイドに立つ。
送り足で送る。軸をぶらさず回転する。止まる。
歩幅、移動の距離を大きくする。
・・・・
これらの要望(出来ない動作)は、競技ダンスをしている女性が体験の時に持参したメモに書いてあった一部です。
これを見て読み終わった時点で、動作を分解して部品とした場合に、どこが悪いのかが瞬時に分かるぐらいでなければなりません。
そして次から次へとドリルを進め、変わったという実感を与えることができなければなりません。
動作は算数の学習課程に似ていると思います。

足し算の仕組みが分かって、掛け算の仕組みが分かり、割り算も分かります。順を追って一次方程式が分かってゆきます。
動作も、単純な動作が関係し合って複雑な動作になります。
どこでつまづいているのかが分かれば解決します。

強引に動かしてはいけません。
北風と太陽の童話のように、コートを脱ぎたくなるように、つまり、自然に動くようにするのがプロの仕事です。

投稿者: 体玄塾 塾長 志水


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