塾長志水の
ウォーキングウォッチ

2014.02.05更新

重心移動」の指導はヨガの領域外
「右の骨盤が落ちているからあげなさい」とか、「重心をつま先へ移しなさい」などの指示をヨガの先生がしたとします。それを身体が理解できるでしょうか?

同じことをよく言われている人はできません。

このような出来ない問題は、ヨガの領域外だからです。

以前、この「ウォーキングウォッチ」の記事で「バレエの基本”肩下げ”出来ない理由」のときも、肩下げはバレエスクールの領域外ですと言いましたが、ヨガもバレエ同様です。
ではこの領域外の「重心移動」「肩下げ」などの問題をいったいどういうところで解決してくれるのでしょうか?

「バレエの基本”肩下げ”出来ない理由」は2013年4月に書きましたが、バレエだけでなく色々なダンスやスポーツで、「肩が上がる」という長年のクセでお悩みの方の問い合わせ(無料体験)が、ひと月平均約10件ありまして、全員解決済みです。ですから、ヨガでの問題も取り上げてみました。

体玄塾ではどのようなパーソナルトレーニングで解決させるのか、一例を挙げて説明します。

アシュタンガヨガの「太陽の礼拝」②のポーズで
かかと体重をつま先の方へ持ってゆくには
         
上の絵のような「足のつかみ」が出来たらいいのですが、それには股関節の特殊なストレッチで股関節のコントロールが出来るようにしてから、ドリルを積み重ねてゆきます。
上記のような順序でやりますと、長年できなかったのが通常60分もあれば出来るようになります。基本は骨格の積み上げ(引き上げ)なのです。

もうすぐソチオリンピックが始まりますが、前回の冬季オリンピックに、この足のつかみを完成させれなくて、フィギュアスケート選考までの不足点数がたったの0.175というエッジ使いの差で出場できなかったクライアントがいました。苦い思いがあります。今ならすぐできるのですが・・・。

昨年の11月にシアトルから9歳のフィギュアスケートをしている女の子が、この”つかみ”ができなく、出来るようにするため、はるばるやってきました。この時は1回のパーソナルトレーニングで余裕で出来ました。

「重心を前にして」と軽々しく言わないで欲しいです。
言葉や思いだけでは一生変わらないという事実を知ってください。
私はフィギュアスケートを観ると、いつもオリンピックに出れなかった選手のことを思い出します。



投稿者: 体玄塾 塾長 志水


SEARCH



CATEGORY

CONTACTお問い合わせ

体や無料体験に関するご質問など、メールまたはお電話で承っております。

    塾長 志水博彦のウォーキングウォッチ