塾長志水の
ウォーキングウォッチ

2012.06.05更新

勘違いの良い姿勢


右のスーツ姿の絵は、一見良い姿勢に見えるかもしれません。

ところが、これは典型的な良い姿勢のつもりの悪い姿勢です。

本人は良い姿勢だと自信をもって立っているのですが、このときの骨格をみてみますと、次の絵のようになります。


脊柱の後方崩れ落ち

背骨と楕円で描いたの肋骨の籠(赤い線)を見て下さい。

背骨が後へ崩れ落ちていますね。
落ちた分お腹が出っ張り、腰も反り過ぎた形になっているのがわかるはずです。

骨盤も前傾しているようにみえますが、これは勘違いの骨盤前傾と、体玄塾では言います。
このことを一般社会では骨盤前傾型と呼ぶのです。

体玄塾では
脊柱の後方崩れ落ち胸腰移行部型
と呼びます。


良い姿勢のつもりの悪い姿勢

どうしてそうなるのか?
その原因を今から解明しますが、たぶん専門家も含め知らないことだとおもいます。
原因
首を起こし姿勢を良くしようとして、赤い線で描いた背骨のようになるのです。

右側の絵、赤い線と黒い線のカーブの強さは変わりません。つまりお腹を突き出しただけで、首起こしにはなっていないのです。正しくは背骨を生理的わんきょくにするだけです。
それが・・・
できないから、良い姿勢のつもりの悪い姿勢になるのです。

腹筋運動をしても体幹トレーニングをしてもストレッチをしても無駄無駄、悪化させるだけです。
足先から手の指先まで全身の関節調整と、正しい動作習得が必要なのです。
とてもむずかしいことです。
いつもこいう姿勢改善をしているから大変さを知っているのです。
 

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投稿者: 体玄塾 塾長 志水


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