ノーブレーキランは空中膝曲げがポイント | |
膝の曲げ方を前回に引き続き説明します。 < ランニングでの膝の曲げ方で脛を動かす曲げ方は、接地寸前と後方へ押し出した後に使われる。> と説明しましたが、<接地寸前>とは上のランニング図形、Cの前方の脚、矢印黄色が示した足のタイミングです。 同じく図形、Cの後方の脚では<後方へ押し出した後に使われる。>という、足が跳ね上がる感じの膝曲げ方です。 | |
更に詳しく説明します。 後方の脚では、 図形Bの時点でしっかり伸ばされた膝寄りのハムストリングス(腿裏筋群)が縮むのを待ってたように足が地面から離れた途端(B→C)勝手に縮むのです。 まるで伸びた強力なゴムがパチンと縮むようにです。 その間、股関節は青色の矢印の方向へ伸ばして(右の絵)腿の骨が前へ動かないように一瞬止めてタメをつくるのです。 これが正しい脛を動かす膝の曲げ方になるのです。 | |
図形、Cの前方の脚では接地寸前で脛を動かす膝の曲げ方をしますと、つまり走っている競走馬の前足のように膝を曲げることができると、足が地面に接地したときには、すでに脛の下の端にあたる くるぶし を体の重心より後方に置くことができます。 これができますと、接地と同時に重心を前に移動することができます。 たとえば、モトクロスバイクがジャンプして後輪を着地と同時に空回りしないように駆動させるようなことです。 | |
前の足が接地するときにはクッション機能も必要となります。 その機能が右の大腿骨を動かす膝の曲げ方です。 図形のCの前膝、赤い矢印の曲げ方です。 下へ向いている矢印がそうです。 これには少し腓腹筋(ふくらはぎ)の下矢印方向への筋収縮が必要です。 これは達人級の動作です。 このように膝の曲げ方にはとても複雑な動かし方が必要なのです。 しかも無意識でできなければなりません。 大変ですねぇ。 体玄塾では達トレで無意識まで可能にしています。 |
2011.12.06更新
ランニングにおける膝の曲げ方
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