重力に負けないようにする正しい認識
背骨は24個の椎骨が尾骨・仙骨の上に自然なわんきょくとなって積み上がってできている。
積み木イメージ
椎骨を正しく積み上げた姿勢が正しい姿勢です。猫背は正しく積み上がってないというのは分かるでしょうが、「肩甲骨を寄せるように」とか、「肩甲骨を交互に背骨の方に寄せて、腕を後ろに引くのが正しい腕振りだ」など、新聞や本で正しいとされている姿勢も正しい椎骨の積み上げを崩す要因です。
骨盤を回さないで!!
また、背骨と仙腸関節でつながっている骨盤の位置も、椎骨の積み上げには欠かせないとても大事なことです。骨盤はできるだけ回したり、揺らしたりしないで下さい。ですから腰から骨盤を回さないように歩いたり、走ったり、スイングしたりして下さい。正しくは胸椎・頚椎のツイストと股関節の曲げ伸ばし(屈曲・伸展)や大腿骨上の内外旋でそれらをやります。詳しくは次回で。
首・肩こり、腰・お尻こりはどうして?
それは重力に対して垂直な姿勢になっていないから重力に押しつぶされそうになり、倒れないようにと一部分の関節・筋肉が頑張り過ぎて、そこに大きな負担がかかっているからです。
足首→膝→股関節→仙腸関節→椎骨の正しい積み上げ→頭が正しく乗る
トレーニングに注意
これにかかわる関節や筋肉、つまりほぼ全身の連携(コレクティブモーション
)があって立てれば、最小限の力で重力に対抗することができ、こりはなくなるという訳です。
代表的なトレーニングのスクワットやクランチなどの腹筋運動も、これを考慮してやらなければなりませんよ!「筋肉をつけるため」と言っている場合ではないですよ!筋肉至上主義はもうおわりなのです。