これからCMMエクササイズ、正しい姿勢、脊柱のS字カーブをつくるドリルを公開します。
脊柱をグラグラさせないために、先ずは股関節の動きがポイントとなりますが、座位と立位ではポイントとなる動きが大きく違います。
座ってやる場合は、股関節を屈曲(窪ませて曲げる)させて少し前傾させることがポイントですが、時計の針で表現しますと、骨盤を長針に大腿骨(モモの骨)を短針に置き換え、3時から、3時5分へ骨盤を股関節(時計の針の軸)から動かすようにします。
股関節を屈曲させるには屈曲筋群を収縮させればいいのですが、これが大変困難なのです。私は31年間,動作の指導に携わってきましたが、これまで「股関節を、ハイこのように屈曲させて下さい」とデモンストレーションしてその通りにできた人は一人もいません、スポーツ界でもできるひとはほんの一握りです。色々なことをやってやっとできます。このことに悩まされ続け、ずーと、研究してきましたが、その”色々なこと”がまとまりましたので公開します。
そんなにむずかしい股関節屈曲、さぁー、どうすればいいのか?
股関節だけに着目してもむりです。
正しい脊柱のわん曲をつくることです。えぇぇ~脊柱のS字カーブをつくるのに股関節の動かし方ではなかったのでは?
S字カーブと股関節の動きは一体した動作なのです。ですから、骨盤を3時から3時5分へ動かすことを頭に入れてから脊柱に取り掛かります。
「肩甲骨を寄せるようにして胸を張って姿勢を良くしましょう」と世間ではもっともらしくよく言っていますが、これからは肩甲骨ではなく、肋骨に着目して下さい。
首の前側の筋肉で肋骨を吊り上げる。
胸鎖乳突筋と斜角筋が顎の付け根付近から胸骨、鎖骨、第一第二肋骨へつながっていますので、それを収縮させますが、首を長くするようにするといいです。
詳しくは、お腹の皮をのばすように、肋骨で覆われた肺に息をいっぱい吸い込んで、胸部を膨らませる。そのとき顔の角度は変えないで、肩は上げないように下げる。そのためには、肩甲骨を寄せないように背中の筋群を収縮させます。そのためには、骨盤の傾斜3時5分を強く意識し、背骨(胸椎)を反るようにします。そのためには首の筋群を意識します。息を吐くときも肋骨を吊り上げたまま首を長くするようにしてます。このようにしますと腹部胸部の筋群も勝手に収縮します。このことを”首長・肩下げ”と体玄塾では言っています。実際は意識できるようにもっと個別にドリルしてゆきます。
左の写真のようにして膝に指をかけ、”首長・肩下げ”を訓練しますと猫背も改善されてゆきます。
立位のポイントがまだですが。姿勢を良くする方法③で公開します。



協力して頂いたこの方は80代です。