塾長志水の
ウォーキングウォッチ

2010.05.22更新

日経新聞をぱらぱらっとめくっていたら、肩に白の三本ライン入りの黒のポロシャツを着た白髪交じりの中年男性が、ジムで何かをしている写真が目に留まった。あ!俺が載っていると思った。よーく見ると白髪ではなく金髪の外人さんだった。
この方は、サッカー選手にアメリカンフットボール選手、松坂大輔ら大リーグ選手、ハンマー投げの室伏広治らも足を運ぶロサンゼルスのトレーニング施設、アスリーツ・パフォーマンス(AP)の創業者マーク・バーステゲン氏だった。
彼も私と同じようなことを主張している。「大事なのはハードとしての肉体よりもソフトウエア肉体より、動かし方を磨いていくようにする。目指すのは賢い筋肉だ。」
そしてもうひとつ同じようなことを言っていた。「我々はサポート役であり、いわば(スポーツ科学の)通訳だ。」
F1マシーンを例えに出すと、車輪やエンジンだけ大きくてもだめ、肝心なのはチューニングだ。
同じような考え方をしていると、風貌までも似てくるのかなー?
ただ、(AP)と体玄塾との違いは、機械に頼らない体玄塾、動きの良し悪しは熟練の職人の目で確認をすることだ。

昨日の内転筋の機能に関する話に戻します。
内転筋は骨盤から大腿骨(ももの骨)へつながっている筋肉で、短内転筋,長内転筋,大内転筋と3つあり、大内転筋は股関節を伸展(曲げた関節を真っ直ぐ伸ばす)する筋群のひとつです。一番の役目は、歩行時の片脚にしっかり乗った骨盤がふらつかせないための、股関節伸展なのです。しかも体幹も引き上げるような感じでなければ上手くつかえないのです。
ですから、両脚で何かを挟むような動作だけで内転筋を鍛えますと、伸展させる機能が狂ってしまうのです。
体を引き上げ股関節を伸展させ、地面を押して坂道を登るようにして、内転筋を機能ごと鍛えるようなことを薦めます。


 

投稿者: 体玄塾 塾長 志水


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